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道の駅「厳木」を出発したら、来た道を十数㎞ほど戻って伊万里市へと向かいました。


伊万里市街地へ入ってもまだお宿にチェックインするには時間が早かったので、お宿のすぐ近くにある「伊萬里神社(いまりじんじゃ)」へ向かいました。ここも当初の計画では翌日に訪れる予定だったところです。




伊萬里神社は伊万里市の中心部から少し外れたところにあって、参道の横には十数台ほどの車が停められる無料駐車場もありました。




画像に写っている川は伊万里川の上流側ですが、伊万里川はこの下流で有田川と合流して伊万里湾に注いでいます。そして伊万里川の横には狭い車道と伊萬里神社の参道が並行するようにありました。




伊萬里神社へ参拝する前に、まずはすぐ近くの伊万里川に架かる幸橋(さいわいばし)へ行ってみました。この橋には伊万里焼の壺のオブジェがありましたが、伊万里川に架かる相生橋、延命橋、幸橋の3つの橋にはそれぞれ伊万里焼のオブジェがあって、この橋を順番に廻ると幸せになれるといわれているそうです。




幸橋の欄干には伊万里焼の「夫婦鶏像」もあって、説明書きには幸橋を渡ってから伊萬里神社に参拝すれば夫婦円満になれると書かれていました。夫婦鶏像の後ろの森はもう伊萬里神社の境内なんですよね。




幸橋を渡ったら伊萬里神社へ参拝しましたが、参道にはこの様な説明書きがあって、境内にはお菓子の神様の中嶋神社が建立されていると書かれていました。




参道の一の鳥居の扁額には伊萬里神社と刻まれていましたが、二の鳥居には香橋神社と刻まれていました。伊萬里神社は香橋神社、戸渡嶋神社、岩栗神社が合祀されて現在の伊萬里神社となったので、それぞれの神社の鳥居は現在でも境内に残っているそうです。




参道を歩き始めるとすぐに社務所が見えてきましたが、何だか料亭のような立派な建物ですね(笑)




参道をさらに進むと朱色と白の楼門が見えてきました。竜宮城をイメージして建立された下関市の赤間神宮の水天門みたいですね。




楼門を潜ったら「むすびの大楠」と書かれた説明板がありました。




むすびの大楠はどこにあるんだろうか?と周囲を見廻してみましたが、辺りはうっそうと樹木が繁っていたので、見つけるのに時間がかかってようやく発見したのが、説明板に描かれていた大楠と同じように根っこ部分に小さな祠があるこの木です。




でも大小の木に結ばれた縄を見つけるのにまたひと苦労で、ようやく見つけたのが画像の太い木の真ん中辺りに巻かれていた細い縄でした。説明板の絵からはしめ縄の太さを想像したんですが全く違っていましたね(笑)




むすびの大楠からは急な石段を登って伊萬里神社の拝殿に到着しました。楼門が朱色と白の派手な門だったので、拝殿も朱色の派手な社殿なのかな?と思っていたら意外と質素な感じの社殿でした。




そして拝殿の横に建立されていたのが、お菓子の神様といわれる田道間守(たじまもり)を祀る中嶋神社です。




鳥居の扁額を見ると「菓祖 中嶋神社」と刻まれていました。お菓子の神様って初めて聞いたのでとても珍しい神社なのかな?と思っていましたが、帰ってから調べたらお菓子の神様を祀る神社は全国にたくさんあるようでした。



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