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昨日は佐伯市へ海上自衛隊の艦艇一般公開に出かけました。


画像は「佐伯桜まつり」のパンフレットの一部ですが、佐伯市では4月1日,2日の二日間に亘って「佐伯桜まつり」が開催されて、プログラムの中に海上自衛隊の艦艇一般公開もありました。佐伯市は瀬戸内海と太平洋を繋ぐ玄関口として古くから軍港として栄えた町で、現在でも海上自衛隊の佐伯分遣隊があるので、艦艇の一般公開がよく行われるんですよね。




今回の一般公開は潜水艦と護衛艦(訓練支援艦)でしたが、会場は普段は入ることができない女島(めしま)岸壁だったので、ちょっと離れた番匠川の河川敷に車を停めて、無料のシャトルバスでの移動でした。そして画像の左側の沖合には小さく島が見えていますが・・・




望遠で撮影してみると、ここにも一隻の潜水艦が停泊していました。




沖合に停泊している潜水艦はちょっと気になりましたが、まずは一般公開されている潜水艦の見物をしました。






今回一般公開された潜水艦は2019年に就役した「しょうりゅう(翔龍)」です。しょうりゅうは就役からわずか4年の新しい潜水艦ですが、海上自衛隊では毎年一隻の潜水艦を建造しているんですよね。




見物の順番待ちの間に艦橋部分を眺めてみましたが、表面には吸音タイルが貼られていて、鉄のクジラとも例えられる潜水艦なのに金属感は全く無いですね。そして護衛艦と違って潜水艦は水中に潜んで隠密行動をするので、艦番号はどこにも書かれていませんが、乗船タラップに掲げられた横断幕には艦番号が「SS 510」と書かれていました。




順番待ちの間には潜水艦の潜航、浮上をコントロールする「潜舵」と呼ばれる舵の作動も行ってくれました。画像は急速浮上時の舵角だそうです。




艦首部分の海中を覗いてみると、船体は巨大な円筒のような形をしていましたが、海上に出ている部分が真っ黒なのに対して、海中に沈んでいる部分は赤茶けたような色をしていました。もしかしたら船の船底塗料のように海藻や貝類の付着を防ぐ塗料でも塗っているんでしょうか?




ようやく順番がきて潜水艦の上へと乗りました。潜水艦は水面上に出ている部分がとても狭いので、一度に十数人程度しか見物ができないんですよね。画像は艦尾から前方を眺めたところですが、艦橋よりも前には艦内へのハッチなどがあって、軍事機密なので見物ができないんですよね。




艦尾付近には何人もの人が集まっていて、自衛隊員から舵についての説明を聞いていました。




船尾にはX舵(Xラダー)と呼ばれるX型をした舵の上側の2枚が見えました。最近の海上自衛隊の潜水艦では標準となった舵ですが、目の前で見るのは初めてです。佐伯市で潜水艦の見物をしたことは何度かありますが、いつも旧型の潜水艦で舵は縦に一本だけだったんですよね。




潜水艦の見物が終わって岸壁に戻ったら、再び沖合に停泊している潜水艦を望遠で撮影してみると、潮の流れが変わったのか?少し横向きになって艦橋部分に白く書かれた文字らしきものが見えました。




もしかしてと思ってしばらく沖を眺めていたら、潜水艦は完全に横向きになって艦橋には「514」と白く書かれた数字がはっきりと見えました。この潜水艦は今年の3月20日に就役したばかりの最新型の潜水艦「はくげい(白鯨)」でした。潜水艦は通常任務に就くまでは艦番号が書かれていますが一般の人が見る機会はまずないので、この画像はまさに貴重な一枚となりました。はくげいは試運転を終えて呉基地へ戻る途中で寄港したのかもしれませんね?




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