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国道沿いから東シナ海に浮かぶ炭鉱の島の池島や、奇岩の大角力、小角力などの絶景を眺めたら国道202号をさらに南下しました。


国道202号は雪浦の町中を通り過ぎるとすぐに長崎市へと入って「外海の出津集落(そとめのしつしゅうらく)」と書かれた駐車場の案内標識が見えてきました。




外海の出津集落の駐車場へは、国道202号の橋のたもとを左折して、集落内の狭い道へと入って行きますが、まずはこの手前にある歴史民俗資料館へと向かいました。




この建物が「長崎市外海歴史民俗資料館」です。ここは駐車場の案内標識が立っているすぐ手前を左折して坂を登ったところにあります。




ここには世界遺産に登録されている「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の様々な資料が展示されていますが、ここを訪れたのは館内の見学が目的じゃなくて、外海の出津集落がどんなところで、どこをどう見学すればいいのかを確認するためです。ここは初めて訪れるところなので、ここへ到着した時点では何も分からなかったんですよね。






歴史民俗資料館の前にはこの様な案内板があって、外海の出津集落の潜伏キリシタンについての説明や、外海の出津集落のエリアマップなどがありました。




歴史民俗資料館である程度の知識を頭に入れたら駐車場へと向かいました。駐車場へは橋のどちらのたもとからも行けますが、どちらも道がとても狭くて車同士のすれ違いに苦労するような道幅なんですよね。




駐車場へは集落内の道を通って行くので、途中にはこの様な案内標識が何ヵ所にも立てられていますが、道幅が狭くて路駐するスペースも無いので、駐車場に車を停めないと見学もできないんですよね。




国道から集落内の狭い道を600mほど進んで集落を抜けると、数十台ほどの普通車が停められる広い無料駐車場が見えてきたのでここに車を停めました。ここは小さな集落なのにこんな広い駐車場があるのにビックリでしたが、それよりも平地がほとんど無いところにこれだけの平地があるのにはもっとビックリでした(笑)




駐車場に車を停めたら歩いて来た方向に少しだけ戻って数百m先にある「出津教会堂」へと向かいましたが、いきなりこの様な石段を登ることになりました。外海の出津集落は全く平地の無いようなところに集落があるので、どこへ行くのにも階段や坂道ばかりなんですよね。




この日は秋らしい爽やかな気候でしたが、それでも汗ビッショリになって長い石段を登ると、ようやく出津教会堂が見えてきました。緻密に組まれた石垣の上に建つお城のような教会ですね。




教会の敷地内へ入って斜め正面から眺めた出津教会堂です。観光名所にある教会なので荘厳な造りの教会なのかと思ったら、想像と違って意外と質素な造りの教会ですね。






出津教会堂は山の斜面のようなところに建っていて、教会の上にはさらに集落などがあるので、この様に教会を見下ろすように見物することもできます。






尖塔には優しい顔をしたマリア像も建っていました。






今年の3月に天草方面を訪れた時に見学をした世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の崎津天主堂は内部の撮影が禁止でしたが、出津教会堂は自由に撮影することができました。




この画像は道の駅「夕陽が丘 そとめ」から撮影した出津集落です。左に見える海は東シナ海で、出津集落はその右側の山の斜面に見えています。今では国道も通って長崎市街から数十分もかからずに行けるところですが、江戸時代までは陸の孤島のようなところだったので、禁教時代もキリスト教の信仰を守ることができたんでしょうね。




ここが出津集落です。画像の右端には出津教会堂も見えていますが、全く平地が無いところに集落があるのがよく分かりますね。
ここは初めて訪れるところなので、もっと時間をかけて色々と見て廻りたかったんですが、見学は急坂の上り下りばかりになるので、体力を考えて泣く泣く断念しました(笑)




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