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築城基地での戦闘機の見物が終わったら、築上町から隣町のみやこ町へと向かいました。


次の目的地へは築上町物産館「メタセの杜」から県道58号を2kmほど北上して、東九州道の高架を潜り小さな川(祓川)を渡ったら、川沿いの道へと左折して、みやこ町犀川方面へ進みます。




川沿いの道を1kmも走ると、県道238号(豊津椎田線)との交差点へ出てこの様な標識が見えてきます。次の目的地は「豊前国分寺 三重塔」なので、標識に従ってこの交差点を右折します。




交差点を県道238号へと右折してさらに1kmほど走ると、道路の両側に石塔が立って、路面が石畳になった神社の参道のような道が右側に見えてくるのでここへ車で入りました。




ここには「日本風景街道 豊前国分寺 三重の塔」と書かれた木柱がありますが、「豊の国歴史ロマン街道」とも書かれていました。豊の国と言えば一般的には豊後国(大分県)をイメージしますが、豊前国(福岡県)も豊の国なんですよね。




車で奥へ進んでいくとお寺の山門まで道は続いていますが、豊前国分寺 三重塔の駐車場はここを左に曲がったところにあります。この山門の奥にあるのは「真言宗 金光明山 国分寺」というお寺だそうです。




車を停めた駐車場のすぐ横には「国分寺案内所」と書かれた小さな建物がありました。この時は館内へは入りませんでしたが、館内には国分寺跡から発掘された出土品などが展示されていて、案内の人も常駐していて無料で見学ができるようです。




国分寺案内所の玄関前を通り過ぎると、目の前に「国分寺 三重塔」が見えてきます。この三重塔は明治28年に再建されたそうですが、三重塔としては奈良の法隆寺と並んで日本最規模の23mもあって、福岡県指定文化財になっているそうです。




この三重塔には二層目の軒下の梁に十二星座の彫刻が施されていて、画像に写っている彫刻は「天秤座」ですね。




こちらの彫刻は尻尾の部分が魚の尾びれに見えるので「うお座」なのかな?とも思いましたが、上半身には8本の足があるので「さそり座」なんでしょうか?でもサソリにしては2本のハサミがありませんよね(笑)




三重塔のすぐ横には「真言宗 金光明山 国分寺」があります。画像に写っているのは国分寺の本堂ですが、明治時代に三重塔を再建する時に当時の国分寺住職が尽力されたそうです。




国分寺の境内から眺めた三重塔です。国分寺の境内には庭園や池があって、池に架かる太鼓橋を渡って三重塔に行けるようになっています。




三重塔を奥に進むと、梅の木が随所に植えられた芝生広場になっていますが、この辺りは全て豊前国分寺跡だそうで、今は「豊前国分寺跡公園」として整備されています。




ここに植えられている梅の木は枝ぶりからいずれも古木のような感じでしたが、よく手入れをされていました。数年前にここを訪れた時には、ちょうど満開の時季でしたが、今年はちょっと開花が遅れているようで、チラホラと花が咲いている程度でした。




ここからは北九州方面の山々が間近に望めました。画像に写っているのは日本三大カルストのひとつの平尾台辺りでしょうか?




さらに奥へ進むと「豊前国分寺跡公園」の駐車場がありました。私が車を停めた駐車場は十台前後の車しか停められませんが、こちらの駐車場には数十台は車が停められそうだったので、こちらの駐車場を利用した方が便利かもしれませんね。




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