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メタセの杜でF2戦闘機の撮影をした時の記事が一つだけ残っていたので載せます。


メタセの杜を出発したら国道10号を通って帰途につきましたが、大分県との県境の山国川の手前まで来たら山国川は渡らずに、山国川と並行するように走る県道16号へと右折して東九州道の高架を潜ると、右側に田園の広がるごくありふれた光景が見えてきますが・・・




田園の奥にあるこんもりと樹木が繫ったところには、横穴が一直線にズラリと並んだ不思議な光景が見えてきます。




ここがこの日の最後の目的地で、古墳時代に造られた49基もの横穴墓がズラリと並んだ「百留横穴墓群」です。看板には〝 ひゃくど〝 と振り仮名がついていますが、色々と調べてみるとこの地区の地名から〝 ひゃくど〝 と読むのが正解のようでした。




ここには数台の車が停められる駐車場があって、小高くなった森の周囲に横穴墓群がありますが、駐車場のある北面は崩壊が進んでいて、崩落を防ぐために横穴墓に土嚢が詰められていたり、金属の支柱で支えられて崩落を防いでいるところもありました。




「百留横穴墓群」の説明板です。これによるとこの横穴墓では1600点以上もの副葬品が発見されていて、現在でもお盆の時期には提灯を並べて供養を行っていると書かれていました。




説明板のすぐ前の横穴墓には祭壇が置かれて花なども飾られていたので、今でも地区の人たちから大切にされているんでしょうね。




県道からも見えていた東面です。右端にわずかに写っている横穴墓が、祭壇の置かれた横穴墓で、その隣にあるのがこの横穴墓群のなかで最大のものです。この横穴墓は少しかがむだけで内部に入ることができて、内部は数人が余裕で入れるほどの広さがありました。




東面の横穴墓群は奥へ行くほど小さいものになっていて、風化が進んでいるのか?穴の形なども不揃いでした。




大きな横穴墓の内部は整地をしただけのような感じでしたが、小さな横穴墓にはこの様に玉石が敷き詰められていました。横穴墓の造成された年代が違うんでしょうか?




小山の西面に廻ってみると、こちらにもズラリと横穴墓がありましたが、こちらはかなり風化が進んでいました。西面へは道が無かったので行けませんでしたが、恐らく小山を取り囲むようにズラリと横穴墓があるんでしょうね?


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