忍者ブログ
メタセの杜を出発したら、すぐ近くにある 『 船迫窯跡公園 』 へ向かいます。
 

船迫窯跡公園( ふなさこかまあとこうえん ) はメタセの杜から2~3kmほどのところにあるので、戦闘機の見物に築上町を訪れた時にはいつも標識だけは見ていましたが、ここへ寄るのは今回が初めてです。
 
 
 

ここは子供用の遊具などがある一般的な公園とは違って、園内には体験学習館と書かれた建物があって職員が常駐しています。そして館内では出土品の展示や、陶芸、勾玉造りなどの体験学習ができる部屋もありました。




船迫窯跡公園の広い園内には 『 堂がへり古墳群 』 と 『 堂がへり窯跡群 』 があります。  船迫  はこの辺りの地名ですが、  堂がへり  は地名なのか何なのかよく分かりませんでした。




体験学習館の目の前にはこの様な景色が広がっていて、手前の池は6~7世紀頃に須恵器や瓦の原料となる粘土を掘った跡だそうです。池の向こうに見える大きな屋根の建物は、当時の瓦の製作工房を再現した建屋です。そしてその奥に見えている森の中には瓦などを焼いた窯跡群があります。




最初に見学したのは堂がへり古墳群です。ここには山の斜面に7世紀頃のものといわれる4基の古墳がありますが、年代的には瓦の製作時期と重なるので、瓦製作に関係のある人物が埋葬されていたのかも知れませんね?
  
  
  

堂がへり古墳群を見学したら、堂がへり窯跡群がある森へと向かいましたが、小山の頂上へと続く遊歩道を登って行くと、山の斜面に四方がガラス張りの細長い建物が見えてきます。
 
 
 

この建物は窯跡を覆って保存している建屋で、通常は鍵がかけられているので外からガラス越しに窯跡を見るだけですが、この時は体験学習館で職員さんに公園内の見学順路などを尋ねていたら、建屋の内部に入って窯跡が見れるようにと、ご親切にも鍵を貸してくれました。ありがたいですねぇ~
 
 
 

鍵を開けたらさっそく内部に入ってみました。この窯跡は 『  堂がへり2号窯跡 』 といって、九州最古級の窯跡で奈良時代には豊前国分寺の瓦も焼いたといわれています。
  
  
  

堂がへり窯跡群はここを含めて周囲に4つの窯跡が残っていますが、覆い屋建物で保存されているのは 『 堂がへり2号窯跡 』 だけです。 この窯跡は発掘当時の状態そのままに保存されているので、古代の登り窯の構造などを細部まで見学できる貴重な遺跡ですね。
 
   
  
ランキングに参加しています。ポチッとお願いします。 
                      
 
 にほんブログ村 旅行ブログ ペット同伴旅行へ    にほんブログ村 旅行ブログ 車旅(国内ドライブ)へ
にほんブログ村    にほんブログ村





PR
Comment
Trackback
Comment form
Title
Color & Icon Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字  
Comment
Name
Mail
URL
Password
ブログ内検索
最新CM
[03/02 NONAME]
[02/08 てっちゃん]
[02/03 エルぱぱ]
P R