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熊延鉄道の八角トンネルを見物したら、国道443号を来た方向に戻り甲佐町(こうさまち)へと向かいました。


甲佐町の中心部へ入って緑川沿いの道を上流へ向かって数百mも走ると「甲佐町 やな場」と書かれた大きな看板が見えてきます。ここは新型コロナの影響もあってしばらく休業していましたが、今年の6月に3年ぶりに営業を再開したところです。




ここには数十台の車が停められる広い駐車場もあって、駐車場の一角にはこの様な看板が立てられています。ここは歴代の肥後藩主も訪れるやな場だったので、地元では「お簗」と呼ばれていたそうです。




甲佐町やな場の外観を道路上から見たところです。ここには数棟のお食事棟がありますが、お食事棟は鮎やなを囲うように全て川の中に建てられていて、落ち鮎のシーズンには鮎やなに落ちてくる鮎を目の前に見ながら食事をすることができます。




私たちは開店時間の11時に予約をしていたので、開店と同時に店内へ入りました。ここがお食事処の入口で、玄関を入ったところで靴を脱いでお食事処へと向かいますが・・・




靴を脱いで上がるといきなり鮎やながあって、お食事棟へは鮎やなを取り囲むように設けられた廊下を歩いて向かいますが、落ち鮎のシーズンはもう少し先なので、やなには全く鮎が落ちていませんでした。




ここにある数棟のお食事棟は全てやなが見えるように川の中に配置されていて、テーブルの置かれた棟や、ガラス扉で仕切られたエアコンの完備した棟もあるようでしたが、私たちはやなが一番よく見える扉も窓も無い、川からの涼しい風が吹き抜ける棟に案内されました。




席に座ったらさっそく料理の注文です。ここでは鮎のコース料理は「やな場コース」と「鮎づくしコース」の2種類があって、「やな場コース」にはうなぎが付きますが、ご飯が白飯なので、私たちは鮎めしが付く「鮎づくしコース」を注文しました。




最初に運ばれてきたのは鮎の刺身、南蛮漬け、うるか、お吸い物です。




鮎の刺身は新鮮でコリコリしてとても美味でしたが、以前ここを訪れた時には2回とも刺身を背ごしに代えてもらったんですが、今回は変更するのをすっかり忘れていました。個人的には背ごしのほうが骨から旨味が出て好きなんですけどねぇ~




鮎の塩焼きと味噌焼きです。鮎料理といったらやっぱり塩焼きですよね。でも落ち鮎にはまだちょっと早い時季なので、残念ながらお腹の中には卵が入っていませんでした。




早川わんこソーメンです。甲佐町の名物なんでしょうか?




最後に出てきたのは鮎めしです。
甲佐町やな場を訪れるのは今回で3度目になりますが、川の中に建つ食事棟は風情があって、料理も美味しいので来年もまた訪れたいですね。



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