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別府北浜を出発したら国東半島へと向かいます。


国東半島へは無料高速の空港道路をいつもは走りますが、今回は時間がたっぷりあるし、特に目的地があるわけでも無いので、海岸沿いの国道213号を走りました。そして大分空港が近づいて来たら国道から海岸部へ右折して 「八幡奈多宮(はちまんなだぐう)」 へ寄りました。




「八幡奈多宮」 には第一、第二と2つの駐車場がありますが、どちらも松林の中にあって未舗装で線引きもされていないので、スペースがあればどこにでも車を停められます。今回は第一駐車場に車を停めましたが、ここは 「八幡奈多宮」 の参道の一部になっているのか?駐車場の奥には大きな鳥居や、手前には太鼓橋もありました。




この大きな鳥居の横へ行ってみと、台風で倒れたのか? 松の木が鳥居に倒れかかっているように見えましたが・・・




鳥居の真下へ行ってみると、傾いた松の木は鳥居を避けるように真っ直ぐに上へと伸びていました。この松の木は霊験あらたかな八幡奈多宮の鳥居に支えてもらうのが恐れ多くて上へと伸びたんでしょうか?(笑)




八幡奈多宮へ参拝する前にまずは海岸へ出てみました。海岸は白砂青松の美しい浜辺で、とても広い海水浴場になっていて、奈多・狩宿(なだ・かりしゅく)海水浴場というそうです。そして松林のほうに目をやると、八幡奈多宮の一の鳥居が海に向かって建っているのが見えました。




とても広くてきれいな奈多・狩宿海水浴場ですが、駐車場の近くにはこの様な貼り紙があって、新型コロナの感染拡大防止のために海水浴は中止になっていました。




奈多海岸の300mほど沖合には、八幡奈多宮の元宮といわれる岩礁の市杵島があって、岩礁の上には鳥居が建っています。この鳥居は昨年の台風で流失したそうですが、クラウドファンディングなどによって年末には再建されたそうです。




これから海に向かって建っている一の鳥居を潜って、八幡奈多宮の拝殿へと向かいます。




一の鳥居の横にはいかにも古そうな巨大な常夜灯がありました。今でも点灯しているのかは分かりませんが、この沖合にある市杵島に船が衝突しないように、灯台の役目をしていたのかも知れませんね。




これが八幡奈多宮の拝殿です。八幡奈多宮が第一神座に祀るのは、先日訪れた 「三女神社」 と同じく宗像三女神で、第二神座には 「応神天皇」、第三座には 「神功皇后」 を祀っているそうです。




拝殿の屋根瓦はとても見事な造りになっていて、中央部には昇り龍のような姿の瓦と、両側には狛犬のような瓦野」造り物がありました。
八幡奈多宮は宇佐神宮の別宮として729年に創建されたといわれる由緒ある神社ですが、戦国時代に奈多宮の大宮司の娘で、キリシタン大名の大友宗麟の正室となった 「奈多夫人」 の生涯について調べてみるのも面白いかも知れませんね。
 

 
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