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日出町で特急 白いソニックの撮影をしたら帰途につきます。


この日は帰りに大分市の郊外にある大型ホームセンターで買い物をする予定があったので、別府市からは海岸沿いを走る国道10号(別大国道)を通らずに、おサルの高崎山の裏を越えて由布市狭間町へと続く県道51号の山越えの道を通りました。標識には鳥越峠と書かれていますが、これから向かう大分市と別府市、由布市との分岐点になる「銭瓶峠(ぜにがめとうげ)」は鳥越峠よりもまだ先にあります。




日出町からは国道10号を大分市方面へ南下して、別府市街地を抜ける手前の浜脇公園前交差点まで来たらここを右折して、すぐに県道51号の高架を山に向かって登って行きますが、正面には高崎山が見えています。県道51号はこの山の裏を走る峠越えの山道なんですよね。




県道51号は海岸沿いを走る国道10号と違って峠越えの山道なので、市街地を抜けると一気に標高を上げる急坂の登り道になって、ここから振り返ると別府湾や別府市街地が一望できます。




さらに急坂を登り道路が下り坂になると、この様な看板が見えてきました。この辺りは全く人家が無い山の中ですが、ここは長崎県大村市のボートレース大村が運営する場外舟券売り場です。車を停めてこの下にある施設を覗いてみるとたくさんの車が停まっていました。好きな人はこんな山奥でもやって来るんですね(笑)




県道51号が再び登り坂になってしばらくすると、大分市と由布市狭間町とに分岐する峠へ出ます。ここは変則的な十字路になっていて、このまま緩いカーブを直進すれば大分市へ、右折すれば狭間町へ、そして標識では途切れたように描かれている道路を左折すると、別府市赤松、両郡橋方面へと続く「銭瓶峠(ぜにがめとうげ)」です。




交差点の角には不思議な形をした大岩と説明板、そして左端には中世かそれ以前に立てられたといわれる道標も立っていました。




この不思議な形の大岩は「銭瓶石(通称:かんかん石)」といって、岩の窪みに入っている小石を上から落とすとカンカンと金属的な音がする不思議な岩です。この岩は何百年も前からここに置かれていたそうですが、誰が何の目的でここに置いたのかは不明だとも説明板に書かれていました。




そしてこれが中世かそれ以前に立てられたといわれる道標です。今では風化して刻まれた文字が判読できない箇所もありますが・・・




説明板にはこの様に書かれていました。北 別府道、西 ゆふいんみち、東 府内(大分)道は分かりますが、「南 どうしりみち」は由布市狭間町同尻のことでしょうか?




銭瓶峠を大分方面(府内道)へ100mも進むと広い駐車場があります。ここは高崎山の山頂へと続く南登山口の駐車場で、駐車場の向こうに見えている山が高崎山です。ここから高崎山の山頂までは一時間ほどの距離で、登山道も整備されていて途中でおサルさんに出会うこともあるそうで、山頂付近には大友氏が築いた高崎山城の石垣なども残っているので、機会があればいつか山頂まで登ってみたいですね。



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