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この日は別府国際観光港に北方領土との交流事業に使用される客船「えとぴりか」が寄港したので、さっそく見物に行きました。


「えとぴりか」は数日前より日出町沖の別府湾に錨泊していましたが、この前日に別府国際観光港へと入ってきたので、翌日に別府国際観光港へ行ってみましたが、いつもクルーズ船や護衛艦の停泊する第四埠頭には姿が無くて、港の中をウロウロ探してみると、宇和島運輸フェリーのフェリーターミナルがある第二埠頭に停泊していました。




「えとぴりか」はフェリー岸壁に停泊していたので、正面から見ると高さ制限のゲートの向こうに「えとぴりか」が見えています。




少し離れて撮影するとこんな感じです。




この船は北方領土との交流を目的とした船で、通常は北海道に停泊していますが、流氷などで交流ができない冬季には瀬戸内海に係船されていて、回航の途中で各地の港へ寄港していますが、大分県ではまず見ることができない珍しい船なんですよね。




船名の「えとぴりか」は、北海道などに棲息する海鳥のエトピリカが由来ですが、アイヌ語で「エト=くちばし」、「ピリカ=美しい」という意味なので、直訳すれば「くちばしが美しい(鳥)」ですね。




客船「えとぴりか」が接岸している第二埠頭は関係者以外立入禁止?なので、ちょっと距離が遠くなりますが、現在は使用されていない第一埠頭の先端部付近へ行ってみました。ここからは「えとぴりか」を横から撮影することができました。




煙突には可愛らしいエトピリカの絵が描かれていましたが、実際のエトピリカもこの絵の通りで、橙色をした大きなくちばしを持っている美しい鳥なんですよね。




船の側面の後方には「えとぴりか」の船名と、その下には母港となっている「根室」の文字が書かれています。通常はこれらの文字は船尾に書かれているのに、なぜ側面に書かれているのかとても気になりますが、この位置からでは船尾がどうなっているのか全く見えないんですよね。でも翌日は船内の一般公開があるのでその時に確認ができそうです。



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