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今回はちょっとユニークなお顔をした磨崖仏を見に出かけました。
 

この日訪れたのは国道502号線の道の駅・原尻の滝の少し手前から山の中に入ったところにある 『瑞光庵・磨崖仏』 です。ユニークな顔をした磨崖仏は奥に見えている洞窟の中に彫られています。




ここには駐車場が無いので、少し手前の道路沿いの空き地に車を停めて数百mほど歩いてここへ来ましたが、石段を登った先にはしめ縄を渡した不思議な形の大きな岩がひとつありました。この石像は 『蓬来様』といわれる亀の首を模したものだそうですが、カエルのようにも見えますね(笑)その後ろに見えている建物が 『瑞光庵』 で、千手観音などが祀られています。




ここにはこんな手書きの案内板がありましたが、ちょっと前に訪れた不気味な顔をした大迫磨崖仏にも同じようなものがありましたね。




ここが瑞光庵・磨崖仏の彫られている洞窟の入口です。洞窟内は真っ暗ですが、入口には照明のスイッチがあって、訪れた人はこのスイッチを入れて磨崖仏の見物ができるようです。

 
 

さっそく照明のスイッチを入れると、洞窟内が明るくなって奥の壁には不動明王像が見えました。でも先日訪れた同じ豊後大野市の普光寺・磨崖仏の優しい顔をした不動明王像とは何となく形相が違うような気がしますね。




洞窟の中に入ってみると多くの観音像が並んだ横に、右手に剣を、左手に縄を持ったちょっと不思議な顔をした磨崖仏(不動明王像)がありました。
  
  
  

瑞光庵・磨崖仏は江戸時代後期に彫られたのでは?といわれていますが、特異な形相だけじゃなくて、足も極端に短いんですよね。不動明王は ゛盤石 ゛といわれる岩の上に力強く立っていますが、この不動明王の足元は力強いイメージが全くありませんね。




瑞光庵・磨崖仏は光が入らない洞窟内に彫られているので、顔には色彩もしっかりと残っていますが、なんだか小学生がクレヨンで鬼の顔を描いたみたいなユーモラスな顔ですね(笑)




瑞光庵・磨崖仏の横にはミニチュア版のような不動明王像もありましたが、これも極端に足が短くて隣に彫られた磨崖仏の不動明王像とそっくりでした。

 
 
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