どこでも晴れたらワン歩

10月の義父のお墓参りの帰りに久しぶりに阿蘇方面へも寄りましたが、その時には時間の都合で寄れなかったところがたくさんあったので、今回は一人でぶらりと出かけてみました。


この日はちょっと遅くお家を出発して、阿蘇盆地へ下る滝室坂までやってきたのは、すっかり太陽が登った11時前でしたが、道路上の電光表示の温度計を見たら８℃を表示していました。12月に入って朝晩は急激に冷え込むようになってきましたが、この日の阿蘇盆地は夜明け前には何度まで気温が下がったんでしょうね？




阿蘇盆地へ入って最初に寄ったのは「阿蘇神社」です。画像に写っている大きな建物は、阿蘇神社のシンボルともいえる国指定重要文化財の楼門を修復している建屋ですが、その周辺の風景が一年ほど前に訪れた時と何だか違うなぁ～と思っていたら、楼門のすぐ前にあったトイレなどの古い建物が全て無くなって全面が駐車場になっていました。




今回ここを訪れたのは、熊本地震で倒壊した阿蘇神社拝殿が、今年の8月に5年の歳月を経て新しく建て替えられたのを見学するためです。




参道を通って境内へ入るとすぐに新しい拝殿が見えました。画像の右側に写っている白い建物が内部で楼門の修復している建屋です。




熊本地震で倒壊した楼門など6棟は国指定重要文化財に指定されているので、国からの補助で修復されていますが、拝殿は重文に指定されていないので国からの補助が受けられず、寄付金と阿蘇神社の自己負担によって再建されたそうです。重文に指定されていないから再建が早かったのかも知れませんね？




今はまだ楼門の修復中なので、拝殿の正面には大きな建屋があって、楼門を潜っての参拝はできませんが、熊本地震発生から5年以上が経ち、阿蘇神社でも着実に復興が進んでいるって感じがしました。




境内にはこの様な大きな看板が熊本地震以降掲示されていますが、早くこの看板を取り外せる日がやって来るといいですね。



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