どこでも晴れたらワン歩

美東SAを出発したら中国道をさらに先へと進み、山口JCTまで来たら中国道から分かれて山陽道を走りました。


山陽道へ入って最初に車を停めたのは、りゅう君と二人で初めて車中泊をした「佐波川（さばがわ）SA」です。ここはとても懐かしい思い出の場所なので、ここだけは単独で紹介をします。




上りの佐波川SAにはコンビニのセブンイレブンが入っていますが、レストランや売店などがあまり充実していなくて、PAを少し大きくしたような規模の小さなSAですが・・・




コンビニに並んで海鮮専門店の「海の幸」という小さなお食事処があって、フグの唐揚げや新鮮な海鮮丼などを食べることができます。そしてその横には焼きそば、たこ焼きを販売する小さな出店のような店舗もありました。これらの店舗を見てもSAって感じじゃないですね（笑）




佐波川SAは施設はあまり充実していませんが、よく手入れをされたとても広い緑地があってワンコのお散歩には最適なところなんですよね。




緑地の中には岩の割れ目から樹木が伸びたような、芸術作品？らしきものがいくつかありました。初めてここを訪れた時には、本当に樹木が岩を割って伸びていると思って、根本付近をしげしげと眺めたんですよね（笑）




ここを車中泊の場所に選んだいちばんの理由は「シャワー・ステーション」があったからです。最近のSAでは珍しくない施設ですが、当時は目的地の広島県呉市へ行くまでの間にシャワー・ステーションはこのSAにしかなかったんですよね。




そしてシャワー・ステーションの横を通って裏手へ歩いて行くと、すぐにこの様な階段が見えてきます。




階段を登った先には下りの佐波川SAがあります。上り下りのSAが徒歩で行き来できるところは九州道の金立SAや、大分道の別府湾SAなどいくつかありますが、佐波川SAは上り下りのSAが狭い道路を挟んで隣接しているので、長い距離を歩かなくても簡単に行き来ができます。




下りSAには日本庭園をイメージしたような雰囲気の広い緑地があります。りゅう君はお散歩が大好きだったので、ここで車中泊をした時には、上り下りSAの緑地を何度も往復したんですよね（笑）




緑地の中央部には珍しい形をした石橋がありますが、この石橋は「升築（ますつき）らんかん橋」といって、かつて塩の生産が盛んだったこの辺りの塩田地帯の川に架かっていた石橋を移築したものだそうです。全国一石橋が多いと言われる大分県院内町でも、この様な橋桁を両方から突き合せたような珍しい石橋は見たことが無いですね。




下りSAは上りSAよりも高い位置にあるので、緑地の端っこからすぐ足元を眺めると、目の前に上りSAと山陽道が見えますが、その先のほうに目をやると、防府市の街並みや瀬戸内海を望むことができます。




この画像はりゅう君と車中泊をした時のものです。この時はシャワーを終えてりゅう君のお散歩をしていたら、理由は分かりませんが、りゅう君はシャワー・ステーションの前から離れようとせずに中へ入りたがっていました。りゅう君がシャワーを浴びたかったということは無いでしょうが、お散歩をする直前に私がここから出てきたのをりゅう君は車内から見ていたので、中に何があるのか興味があったのかもしれませんね（笑）




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