今回もちょっと前の記事になりますが、別府に大型クルーズ客船が寄港したので見に行きました。
所要があって杵築市へ向かって別府市内の国道10号線を走っていたら、別府国際観光港に差し掛かった時に大型クルーズ客船の姿が右手の上人ヶ浜公園の先に見えてきました。
大急ぎで用事を済ませて別府国際観光港に戻ると船体の下部が真っ黒に塗装されたとっても大きなクルーズ客船が岸壁に接岸していました。
別府国際観光港に隣接する上人ヶ浜公園の駐車場に車を停めて岸壁に行ってみると、すでに乗客は下船して別府市内の観光に行っているようで船の周りにはほとんど人がいませんでした。
船体の真ん中辺りには ゛ホーランド アメリカ ライン ゛と横文字で書かれていました。この会社はアメリカに本拠地を置くクルーズ会社で、数万トンクラスのクルーズ船を何隻も保有している会社です。そして所有する全ての船に〇〇ダムという名前がつけられているそうです。
別府国際観光港へはこれまでにもクルーズ船の見物に何度か来ていますが、十万トンクラスの客船になると岸壁には収まりきらずに船体の一部が岸壁からはみ出します。でもこの客船はかろうじて岸壁の幅に収まっています。
船体の後部が見える位置まで来ると船尾には ゛フォーレンダム ゛と ゛ロッテルダム ゛の文字が書かれていました。この船はロッテルダム級の2番船で姉妹船にはアムステルダムがあります。
別府国際館港に寄港する自衛隊の艦船などは数千トンから一万トン程度の大きさなので岸壁ギリギリに設置されている係留杭(ボラード)にもやい綱をかけますが、これ程の大きさの船にると係留ロープも岸壁から離れたこんなところまで引っ張られています。
ここへ着いた時には乗船客はすでに船を降りて別府市内の観光などに出かけていましたが、船上では多くの人たちが色んな作業をしていました。この人たちは長い安全ロープを着けて塗装の補修を行っていました。
クルーズ客船・フォーレンダムの出港予定時間を港湾関係の人に聞いたら、一旦お家へ戻って食事を済ませてから出港予定の一時間ほど前に再び別府国際観光港に来てみると、岸壁では三味線の演奏が行われていてスピーカーから大きな音で流れていました。
そして船上では多くの乗船客が通路に出て三味線の演奏を聴いていましたが、ひとつの演奏が終わるたびに拍手をしていました。
その間にも別府観光に出ていた欧米系の乗船客が次々とバスや徒歩で船に戻って来ました。以前上海からやって来たクルーズ客船を見た時には大型バス十数台で集団移動をしていましたが、欧米人は旅慣れてるのか?個別行動が多いですね。そしてその横ではまだ塗装作業も行われていました。豪華客船が錆だらけじゃ格好が悪いですからね(笑)
出港時間が近づいて乗船客が全員船に戻ってきたのでタラップが収納されました。いよいよ出港ですね。
岸壁ではたくさん張られていたもやい綱が次から次へと外されていきますが、こんなに太いロープなので二人がかりで作業を行っていました。
このもやい綱を外す作業は岸壁の作業員と船上の作業員が連絡を取りながら行っているようでしたが、船上から地上へ指示を出していたのはヘルメットを被って厳しい顔をした若い女性でした。
しばらくしたら作業が終わって出港準備が整ったんでしょうか?厳しい顔から笑顔に変わっていました。
もやい綱が全て解かれて長い汽笛が響き渡りフォーレンダムが岸壁を離れると、音楽が流れて乗客が黄色い布を振り始めました。
最上階のデッキにも大勢の乗船客が出て黄色い布を振っていましたが、昔のように紙テープを投げるなんてことはしないんですね(笑)
岸壁でも見送りの人たちが黄色い布を振っていますが、この黄色い布は出港直前に岸壁にいた人たちに配られていました。
フォーレンダムは船首を別府湾の湾口に向けると徐々に速度を上げて岸から離れて行きました。
そしてしばらくすると別府湾の沖へと出て行って遠くに小さく見えるようになったのでクルーズ客船・フォーレンダムの見物は終了です。
翌朝になってフォーレンダムの次の寄港地はどこなんだろうかとPCを見たら大阪に寄港していました。
りゅう君とは総トン数がフォーレンダムの2倍ほどもある大型クルーズ客船の見物に2度行っているので 過去の記事1 と 過去の記事2 もクリックしてみて下さいね。
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