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地元新聞に臼杵市の住民グループが、放置されていた原野を整備して展望台を造ったと載っていたのでさっそく見物に行ってみました。


新聞に載っていた展望台は臼杵市下ノ江地区にあるので、佐賀関半島の南側から県南方面へと続く海沿いの国道217号を走り、臼杵市へ入ってしばらくすると、国道は山側へと入って臼杵市街地へ続きますが、展望台へは登り坂の手前を左折して下ノ江港方面へ進みます。




左折した先はちょっと狭い道になっていて、所々には車がすれ違えないようなところもありますが、この道は山越えで臼杵市街地へと続く道路が開通するまでは国道217号だったんですよね。




狭いクネクネ道を百数十mほど進むと、前方に白い大きな建物と、その前には小山のようにこんもりと樹木が繁った景色が見えてきます。目的地の展望台はこの小山の頂上にあります。




白い建物の前を通る時に玄関付近を見たら「臼杵市立豊洋中学校」と書かれていましたが、この中学校は生徒数の減少によって2017年に廃校となったそうです。最近は政府も少子化対策を色々と検討しているようですが、今後は廃校となる学校が増えていくんでしょうね?




豊洋中学校の前を通り過ぎると、道路は展望台のある小山の先へと出ますが、この辺りには駐車場が無いので道路沿いの広くなったところに車を停めました。中学校跡には新電力の会社が入っていましたが、もしかしたら敷地内に車を停められたのかもしれませんね?




展望台を通り過ぎたところから振り返って眺めた景色です。旧国道217号のこの辺りは切り通しのようになっていますが、この小山は道路を通すために山の一部が削り取られて独立した小山になったんでしょうね?




そしてここには「折立展望台」と書かれた看板がありました。画像の右上にはおにぎりのような形をした津久見島も見えていますが、この島は津久見市じゃなくて臼杵市にあるんですよね。ちなみにこの島の名前の由来は「月見島」が変化したといわれています。




これからこの急坂を登って展望台へと向かいます。急坂の上のほうではおじいさんが手摺、ロープに掴まりながらヨロヨロした足取りで必死に急坂を登っていました。




この歩道は山肌の土を削っただけのような急斜面なので、上のほうには数十cmごとに樹脂製のすべり止め?がズラリと設置されていました。これも住民グループの手で設置されたのか?間隔も左右の位置もバラバラでしたが、苦労して設置したことがうかがえますね。




急斜面の歩道の先は雑木が繁る道となって、登り口から数分もすると視界が開けて展望台に到着です。




展望台から眺めた正面の景色です。手前に見える島(岩?)は「三ツ子島」です。岩と岩の間には消波ブロックが一直線に置かれていて、右端の岩は頭が僅かに出ているだけです。そしてその先に見える二つの島は津久見市の無垢島(むくしま)、沖無垢島(おきむくしま)です。そしてさらに先には四国も薄っすらと見えています。




左側を眺めると佐志生地区の集落と、そのすぐ沖には日本で初めてのオランダ船(リーフデ号)が漂着した「黒島」があって、その向こう側には佐賀関半島も見えています。




右側の下ノ江地区を眺めると、すぐ近くに造船所が見えます。臼杵市は造船業も盛んなんですよね。




そして眼下を見るととてもきれいな透き通った海が見えました。




しばらく臼杵湾の景色を眺めていたら、1隻のカーフェリーが養殖場の生簀に近づいてきました。このフェリーは臼杵市と愛媛県八幡浜市を結ぶ九四オレンジフェリーです。これから臼杵港へ入港するようですね。
この展望台を造った住民グループ(下ノ江地区ふれあい協議会)は、地域の活性化を目的に様々な活動を行っているので、今後も新たな名所が増えていくかもしれませんね。




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