萩反射炉を出発したら国道191号をさらに北上しました。
萩反射炉の入口には世界文化遺産の説明板があって、萩には5つの世界文化遺産があるそうですが、この説明板にはその内の「萩反射炉」と「恵美須ヶ鼻 造船所跡(えびすがはな ぞうせんしょあと)」が載っていました。
説明板には「恵美須ヶ鼻 造船所跡」への案内図も載っていて、これを見ると萩反射炉からはわずかな距離にあるようだったので、ここへも寄ってみることにしました。
国道191号へ出て北へ数十mも進むと「恵美ヶ鼻造船所跡」の標識が見えてきたので、標識の矢印に従って海の方へと左折しました。
左折するとすぐに漁港に出て、漁港を廻り込むように進むと正面に石積みの防波堤が見えてきて、道路は行き止まりになったので横にある空き地に車を停めました。
空き地には「国指定史跡 恵美須ヶ鼻造 船所跡」と書かれた木柱が立てられていました。萩反射炉は何度か訪れたことがありますが、ここは萩反射炉のすぐ近くにある世界遺産なのに訪れるのは今回が初めてです。
ここも萩反射炉と同じように無料案内をしてくれるボランティアのガイドさんがいるようでした。
空き地に車を停めたらさっそく「恵美須ヶ鼻 造船所跡」の見学です。空き地の横には「造船所跡」と刻まれた石柱なども立っていて、その奥の空き地には白いロープが張り巡らされていたので、何だろうか?と見に行ってみました。
空き地を防波堤の上から眺めたらこんな感じで、白いロープはいくつもの四角い区画に分かれて張り巡らされていて、その中には説明板のようなものが置かれていました。
ひとつの区画に近づいて覗いてみると「庚申丸造船場」と書かれていました。そしてその他の区画には「切組小屋」など色々と書かれていましたが、損耗していて読めないものもいくつかありました。この空き地のように見えたところが造船所跡のようでしたが、発掘調査後に埋め戻されたんでしょうね?
造船所跡を見学したら石積みの防波堤へ行きました。ここは当初の予定になかったので何も調べてなくて、萩反射炉で見た世界文化遺産の説明板にはこの防波堤が載っていたので、これが造船所跡だと思っていましたが、この防波堤は造船所と同時代に造られたもののようでした。
石積みの防波堤は北に向かって伸びていて、その右側には造船所跡があったので、当時は造船所を囲むように防波堤があったんでしょうね?
これから防波堤の先端まで行ってみます。防波堤の中央部には数本の石柱のようなものが先端に向かって並んでいますが・・・
近くで眺めてみると、石柱は石と石の間に嵌め込まれたように立っていました。恵美須ヶ鼻造船所で建造された船のもやい綱をこの石柱に掛けて、船を係留していたんでしょうね?
防波堤の先端部にはコンクリート製の小さな灯台がありました。そして対岸には横に細長い建物が見えました。この建物は先ほど訪れた道の駅「萩しーまーと」に隣接している山口県漁協の卸売市場の建屋です。
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