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日向市のお倉ヶ浜でLCACの見物をしたら、行きと同じ道を通って帰途につきます。


お倉ヶ浜を出発したら県道15号、国道10号を経由して、門川ICから北川ICまでは東九州道を走り、その先は再び国道10号から国道326号を走って大分県へ入り「道の駅 宇目(うめ)」に車を停めました。




行きには濃霧で道の駅の周辺は真っ白で100m先も見えないほどでしたが、さすがに太陽が高くなったら霧もすっかり消えていますね。




国道326号から「道の駅 宇目」へと右折すると、正面には「うめキャンプ村」と看板が掲げられた建物が見えますが、道の駅へはこの手前を右折します。この入口は初めて訪れる人には分かり難いのか?これまでにも県外ナンバーの車が直進してキャンプ村の中でUターンするのを何度も見たことがあります。




こちらが「道の駅 宇目」です。ここは宮崎県との県境までわずか3kmほどのところにあって、周辺には全く人家が無い山深いところです。駐車場は第一、第二とに分かれていて普通車が138台と大型車が12台停められますが、第二駐車場は100mほど離れたところにあって、物産館の前には普通車が50台程度と大型車が3台停められます。




第一駐車場に掲示されていた道の駅 宇目の全体案内図です。




道の駅の案内図にはドローンで撮影したのか?以前訪れた時には無かった航空写真もありました。画像の上のほうには川が流れていますが、ここは北川ダムのダム湖で写真を撮影した時期は渇水期だったようで、ダム湖の水位が下がって普段は水没している山肌が見えています。




当初の予定では、道の駅の国道を挟んだ反対側にある展望台へ登って道の駅の全景を撮影する予定でしたが、この日は日中の気温が25℃ほどあって季節外れの暑い日だったので、登るのはイヤだなぁと思っていたので、この航空写真を見つけて登らずに済んでホッとしました(笑)




駐車場の入口に付近にあるのは「宇目農林産物直売所」です。昔ながらの農産物直売所って感じの建物ですが、この時期は特産の栗で作った餡を使った期間限定の「唄げんか焼き」が大人気で、行きに寄った時は開店の50分ほど前でしたが、すでに数人の人が並んで開店を待っていました。




直売所の横にはトイレがあって、その隣には「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク」と書かれた建物がありました。この建物は情報・休憩コーナーのようなものですが、祖母・傾・大崩(そぼ・かたむき・おおくえ)とは、大分県と宮崎県に跨る手付かずの大自然が今も残る山系です。そしてユネスコエコパークとは自然と人間の共生ができている地域のことで、国内ではここを含めて10か所が指定されています。




建物内はこんな感じで情報・休憩コーナーとあまり変わりませんが、壁には大きなモニターがあって祖母・傾・大崩山系の自然などを紹介していました。




いちばん奥にある建物は物産館を兼ねたレストラン「山の中華カフェ うめりあ」です。




ここには絶品と言ってもいいほどジューシーで美味しい唐揚げがあるので買う気満々でしたが、残念ながらこの日は定休日で買うことができませんでした。




レストランの先は「唄げんか大橋」のたもとになります。ここには橋の名前の由来となった民謡の「宇目の唄げんか」のモニュメントがあります。「宇目の唄げんか」は対話形式で唄われる子守唄で、つらい子守奉公からお互いに相手を揶揄するように喧嘩口調になったと言われています。今年の6月に訪れた熊本県五木村の「五木の子守唄」とよく似ていますね。




モニュメントの横には「宇目の唄げんか」の歌詞もありましたが、歌詞を読むと確かに「唄喧嘩」って感じですが、子守奉公に出された貧しい農家の子供たちの悲哀も感じられる唄ですね。




道の駅を出発して大分市方面へ進むと、すぐに第二駐車場が左に見えてきます。ここはかなりの広さがありますが、線引きなどはされてなくて照明も無いようでした。駐車場の中央部にはイチョウの木が植えられていますが、平地ではまだ緑一色のイチョウも、この辺りは標高が高くて山深いところなのでもう色づいていました。



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