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この日は大分市の梅の名所として知られる「吉野梅園」へ出かけました。


吉野梅園は紅梅、白梅、臥竜梅など450本の梅が植えられた大分市内にある梅の名所で、お家からは18kmほどの距離なので30分もあれば到着しますが、梅の開花期は2月に入ってからなので、遊歩道沿いに植えられた梅の木はまだ寒々とした灰色をしています。




駐車場に車を停めたらまずは、臥竜梅の植えられている丘の頂上を目指して歩きましたが、吉野梅まつりが行われる2月の中旬まではまだ一ヵ月もあるので、今は訪れる人もいなくて遊歩道を歩いていても寒々とした光景が続いていました。




それでもたくさん植えられている梅の枝を見ると、所々で硬い蕾の間から白い梅の花が咲いているのが見えました。




紅梅も僅かですがチラホラと花を咲かせていました。




丘の頂上まで登ると臥竜梅が見えてきましたが、こちらはまだ硬い蕾ばかりで、まったく花が咲いていませんでした。




吉野梅園には遊歩道に沿って豊後梅、白加賀梅、寒紅梅、臥竜梅など色んな種類の梅が植えられていますが、駐車場の横にあるトイレの周りには他の梅に先駆けて一足早く花を咲かせる「満月蝋梅」が植えられています。




これが「満月蝋梅」です。蝋梅は黄色い花を咲かせる梅の名が付いた落葉樹で、クスノキ目ロウバイ科の植物ですが、梅はバラ目バラ科の落葉樹なので正式には蝋梅は梅の木じゃないんですよね。




梅が開花する前の灰色一色の吉野梅園の中では、一足早く鮮やかな黄色い花を咲かせる満月蝋梅はとても目立つ存在ですが、小さな花は若干うつむき加減に下を向いて咲いていて、鮮やかな色に似合わず控えめな花なんですよね。




満月蝋梅の花のアップです。蝋梅の名前の由来については、梅と同じように寒い時期に花が咲き、梅の花のような香りがして、花弁は蝋細工のような艶があることから蝋梅と名付けられたともいわれています。




青空を背景にした蝋梅の黄色い艶のある花です。まだ1月中旬で本格的な寒さはしばらく続きますが、この光景だけを見ているともう春がやって来たような気分になりますね。




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