今回は10日ほど前に別府国際観光港へ寄港した海上保安庁の大型巡視船の記事です。
この日別府国際観光港に寄港したのは海上保安庁の大型巡視船 「PL21 こじま」 です。この船は3000t型巡視船といって、基準排水量が約3000t、全長が115mもある海自の護衛艦並みの大きさの巡視船ですが、平時には練習船として運用されています。そして「こじま」 の後ろにはもう1隻の船が見えています。
この船は 「大成丸」 といって、海技教育機構が保有する航海練習船です。この船も 「こじま」 と同じくらいの大きさがあって、どちらの船も国交省の所管ですが、「こじま」 が海上保安大学の生徒の訓練を目的とするのに対して、「大成丸」 は商船学校の生徒の育成のための船です。
「こじま」 を船尾から撮影した画像です。船尾は通常は訓練甲板として利用されていますが、有事にはヘリコプター甲板としても利用できるように強度を持たせているそうです。
この時は私服姿の若い人たちが続々と船を降りてくるところでした。海上保安大学の生徒が休日を利用して別府市内へ観光に向かうところなんでしょうか?
「こじま」 の横を歩いている人と比べると、この巡視船がいかに大きいかが分かりますが、大分県の海上を巡視海域とする第7管区の大分海上保安部には、このような大きな巡視船は配備されていないので、大分県では滅多に見ることができない大型巡視船です。
「こじま」 に搭載されている兵器です。巡視船は自衛隊の護衛艦のような大口径の砲やミサイルなどは搭載されていませんが、それでも左のカバーがかけられているところにはJM61ーMB20mm多銃身機銃が、そしてその前部にあるのはエリコン35mm機関砲です。
この巡視船は大分海上保安部に所属する最も大きな巡視船で、大分港乙津泊地に停泊している 「PM29 やまくに」 です。この巡視船は350t型巡視船と呼ばれる総トン数335t、全長56mの巡視船なので、「PL21 こじま」 と比べたらかなり小さい巡視船ですね。船名の前についている PL、PMは大型巡視船、中型巡視船を意味する パトロールベッセルラージ、ミディアムの頭文字です。
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