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安の里公園で巨大なわらかがしの見物をしたら、同じ筑前町内にある次の目的地へと向かいました。


次に寄ったのは筑前町立「大刀洗(たちあらい)平和記念館」です。ここは終戦までは東洋一といわれた日本陸軍の飛行場があったところです。ここへは昨年も訪れていますが、隣接して三井郡大刀洗町があるので、ここは大刀洗町だとずっと思い込んでいて、昨年訪れた時に「筑前町立」のこの看板を見て、初めてここが朝倉郡筑前町だと知ったんですよね。




大刀洗平和記念館の前にはこの様な標識も立っていて、甘木鉄道の太刀洗駅が目の前にあります。ここでは「刀洗」と「刀洗」の2種類の表記が混在していて、平和記念館や町名には「」の漢字が当てられていますが、この標識では「」の漢字が当てられています。「たちあらい」の語源は小川で太刀を洗ったことに由来しているので、今は両表記が混在していますが、本来であれば「刀洗」が正しいんでしょうね?




大刀洗平和記念館の駐車場に車を停めたらさっそく館内へと向かいました。入口にはこの様なポスターが貼られていて、来年の3月20日までは「異端の翼 震電」と銘打った企画展が行われています。今回のお出かけのいちばんの目的は、この企画展とわらかがしなんですよね。




これから入館料を払って館内へ入ります。館内は基本的に撮影禁止で、展示している3機の戦闘機のみ静止画での撮影ができます。ここは今年の6月に訪れた知覧特攻平和会館や万世特攻平和祈念館と同じように、特攻隊員の遺書や遺影などを展示しているので撮影禁止は当然ですよね。




建物は2階建てになっていて、戦闘機は1階にこの様な感じで展示されています。奥に見えるのが今回の企画展で展示されている「震電」の複製で、手前に見える戦闘機は修復された本物の「ゼロ戦 三二型」です。




館内へ入って順路に従って進むと、まず最初に見えてくるのが、今回の企画展で展示されている太平洋戦争の末期に造られた局地戦闘機の「震電(しんでん)」の実寸大の複製です。ちなみに局地戦闘機とは、基地の上空などに襲来した敵機を迎撃するための戦闘機のことです。




震電を横から見るとこんな感じで、この戦闘機は前翼型飛行機(カナード機)と呼ばれて、主翼の前に小さな前翼(カナード)を持ち、機体の後ろにプロペラが着いた独特の形をしていることから「異端の翼」と呼ばれた高速戦闘機です。




震電を後ろから見た画像です。震電のことを全く知らない人が初めてこの機体を見たら、こちらが機首側と思うでしょうね。




戦闘機は2階からも撮影できるので、順路に従って2階への階段へ向かっていると、もう一機の戦闘機が展示されていました。この戦闘機は世界で唯一現存している博多湾から引き揚げられた九七式戦闘機です。




2階から撮影した「震電」です。ここからは前翼(カナード)がよく見えますね。でもこの姿勢のままで左へ向かって飛んで行くと思うと何とも不思議ですね。




震電の横に展示されているゼロ戦三二型です。ゼロ戦には色んな型式があって、博物館などに展示されている機体や、飛行可能な機体もありますが、この三二型は世界で唯一現存する機体だそうで、マーシャル諸島タロア島のジャングルで発見されたそうです。




ゼロ戦三二型のコクピット内は見学もできるようになっていました。
展示されている「震電」はクラウドファンディングによって集められた資金を元にして造られたそうですが、現在上映されている「ゴジラ -1.0(マイナスワン)」では、震電がゴジラを倒す最終兵器として登場しているのでこの映画も見に行ってみたいですね。
震電は試験飛行で福岡の上空を3度飛んだだけで終戦となって、実戦に投入されることはありませんでしたが、国内で3機が造られたそうで、その内の1機は解体されてアメリカのスミソニアン博物館に保管されいるので、日本へ里帰りできないものでしょうか?




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