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謎の巨大な石像が建つ高鍋大師を出発したら、国道10号へ出て大分方面へと戻ります。


しばらく国道10号を北上したら、川南町の町中を通る道へと入りました。この辺りは川南町の中心部になるところですが、道路には「トロントロン通り」と、ちょっと不思議な名前が付けられています。




トロントロン通りを北へ進んで行くと、川南町観光協会の建物が見えてきますが、建物の横には奥へと入る道があって、入口には小さな石碑が建っています。




これが入口に建っている石碑ですが、よく探さないと見落としてしまいそうな小さな石碑ですね。そして石碑に刻まれた文字もちょっと判読し辛いですが、「陸軍落下傘部隊発祥の碑 入口」と刻まれています。




この道を奥へ入って行くと、20台ほどの車が停められそうな駐車場があったのでここに車を停めました。ここには川南町中央公園や川南護国神社があるので、それらの駐車場なんでしょうね。




駐車場の奥へ行ってみると、一段高くなったところに大きな石碑がポツンと建っていました。




この石碑が入口に書かれていた「空挺落下傘部隊発祥之地」の石碑です。川南町には昭和16年に陸軍の空挺落下傘部隊が創設されて、数千人規模の落下傘部隊の隊員がここで訓練を行っていたそうです。




ここには川南護国神社もあって、空の神兵といわれた空挺隊員一万有余の英霊も合祀されているそうです。




このすぐ近くには当時の兵舎で使用されていた給水塔も残されているので見物に向かいましたが、住宅の向こうにはすでに巨大な給水塔が見えています。川南町には大きな建物があまりないので、この給水塔はどこからでも見えてとても目立つんですよね。




この給水塔は高さが27.3mもあって、当時は全部で6基の給水塔があったそうですが、現存するのはこの1基だけです。




真下から見上げた給水塔です。当時のままかどうかは分かりませんが、給水パイプや梯子、電線などもあって、よく見ると米軍機による機銃掃射の痕らしきものも画像の左下辺りに見えました。



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