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宇佐のマチュピチュを出発したら石橋の里・院内町へと向かいます。


長い下り坂を過ぎて道が平坦になり周囲に田畑が広がる光景が見えてきたら、最初に見えてくる石橋が国道387号線からも見える分寺橋(ぶじばし)です。




 国道沿いには数台の車が停められる展望所もありますが、ちょっと距離が遠いんですよね。でも分寺橋は3連アーチの見事な石橋で、川面の写った石橋の姿がきれいですね。
 
 
 

分寺橋の説明板には全国にある石橋の4分の1の500基が大分県にあると書かれていました。そして大分県のなかでも院内町には特に石橋が多くて75基もの石橋があるんですよね。でも75基もの石橋はとても紹介できないので、国道沿いにある代表的な石橋を少しだけ紹介します。
  
  
  

分寺橋を過ぎて先へ進むと、今度は国道と並行するように架かる石橋が見えてきました。
 
 
 

この石橋は 『鷹岩橋』 といって27mの径間を持つ長さ40mのシンプルな石橋ですが、説明板によると以前は日出生台(ひじゅうだい)演習場へと向かう多くの車両が通過していたと書かれていたので、戦車や大砲などかなりの重量がある車両もこの石橋を渡っていたんでしょうね。
 
 
 

鷹岩橋を過ぎて間もなくすると道の駅・院内に到着です。宇佐市院内町は石橋の里といわれているので、道の駅にも石橋のモニュメントがあります。
 
 
 

そして道の駅の前を走る国道387号線を渡ったところにも、2連アーチの橋脚がすらりと伸びた美しい石橋があります。少し前にブログに載せた石橋の貴婦人といわれる 『鳥居橋』 とちょっと似た姿ですね。




この石橋は 『荒瀬橋』 といって、院内町を代表する石工の松田新之助が造った見事な姿の石橋ですが、大分県下では初めての有料橋だったんですね。
    
  
  

院内町は石橋だけじゃなくて、日本最南端のオオサンショウウオの生息地でもあるので,オオサンショウウオの里ともいわれていて道の駅にはこんな看板がありました。




国の天然記念物に指定されているオオサンショウウオは野生の状態ではまず見ることができませんが、ここでは道の駅の物産館 『石橋ステーション』 で特別の許可を得てオオサンショウウオを水槽で飼育しているので、目の前で見ることができます。そしてここで飼育されてるオオサンショウウオは日本一の大きさだそうです。




でもこの日のオオサンショウウオは残念ながらお昼寝中だったのか?岩の中に隠れていて尻尾のほうしか見えませんでした。オオサンショウウオは夜行性ですからね。




この画像は以前ここを訪れ時のものですが、運が良ければこんな光景を見ることもできます。
道の駅・院内を出発したら今回最後の目的地で全耶馬渓のなかで最大の大岩柱といわれて、本耶馬渓の競秀峰と並び称される 『仙の岩』 へと向かいます。



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