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姫島七不思議のひとつの逆柳を出発したら島の中央部へと向かいます。
 

途中には稲穂がたわわに実って収穫間近の田んぼが見えてきますが、ここは姫島で唯一の田んぼだそうです。
 
 


姫島唯一の田んぼを通り過ぎてトンネルを抜けると、道路の左側には数本の幟が立っていてその前には数台の車が停まっていたので、空きスペースにトヨタコムスを停車します。
 
 
 

ここがアサギマダラの秋の休憩地になっているフジバカマが植えられた島の中央部の金地区です。アサギマダラは渡りの途中で春と秋に姫島へ寄って休憩をしますが、春の休憩地は島の北側のスナビキソウがある みつけ海岸です。
   
    
 

アサギマダラは秋には北から暖かい南への渡りの途中でこのフジバカマの花の蜜を求めてこの休憩地へとやって来ます。
 
 
 

フジバカマの花の蜜を吸うアサギマダラです。フフジバカマやスナビキソウには毒があってアサギマダラはこの毒を体内に蓄積することによって鳥などから食べられないように身を守っているそうです。
 
 
 

でも自然界はそんなに甘くなくて、毒があってもアサギマダラを食べる天敵はいるようで、クモの糸に絡まって命を落とすアサギマダラもいます。
 
 
 

ここでまた地元の親切なおじさんの登場です。竹やぶをかき分けてある植物を探しています。
 
  
 

おじさんが探していたのは画像の中央に見える大きな緑の葉っぱです。秋に飛来したアサギマダラは姫島で産卵もするそうですが、幼虫が食べる植物は決まっていて姫島ではこの緑の葉っぱのキジョラン(鬼女蘭)だけだそうです。
 
 
 

このキジョランにも毒があっておじさんは葉っぱを折って白い樹液が出るところを見せながら、この毒のせいで鳥から食べられないと説明をしてくれました。
  
   
  

アサギマダラの飛来地を出発したら姫島の中心部へと向かいます。




そして島内で唯一の信号機がある交差点を右折します。この交差点を左折すればすぐにフェリー乗り場があります。




信号機のある交差点を右折して数分も走ると道路は行き止まりになって、もうこの先には道がありません。




ここには姫島七不思議の 『観音崎の千人堂』 があります。




でも千人堂は観音崎の最先端部の断崖絶壁にあるので、急な山道を登って行きます。六年半前にりゅう君とここを訪れた時にも汗びっしょりになりながら、りゅう君と一緒にこの急な坂道を登りました。




海が見える見晴らしの良いところへ出たら、こんなにきれいな景色が広がっていました。




ここには以前訪れた時には無かったこんな案内板がありました。幕末に長州藩とイギリスなど列強四ヶ国の間で起きた武力衝突(下関戦争)の時に四ヶ国の軍艦が姫島のすぐ沖に終結したんですね。




ここからは千人堂も岬の先端部(観音崎)の断崖絶壁に見えています。




人ひとりがやっと通れる狭い崖沿いの道を歩いて、わずか二坪のお堂の中に千人の村人をかくまう事ができるという千人堂に着きました。




千人堂の前には国指定天然記念物の 『姫島の黒曜石産地』 の碑もあります。




これが黒曜石ですが、千人堂や姫島産の黒曜石の詳細については 過去の記事 をクリックして下さいね。




観音崎の仙人堂を出発したらフェリー乗り場の前まで戻って、トヨタコムスを返却してから近くの食事処でお昼ご飯を食べます。








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