酷暑続きでどこへも出かけていないので、今年の前半に別府へ入港した艦船を何隻か紹介します。
別府国際観光港へは毎年たくさんの船舶が寄港しますが、今年寄港した船でまだブログに掲載していない船を紹介します。まず最初は３月１７日に別府国際観光港に入港した護衛艦の 『さざなみ』 と 『いなづま』 です。画像は先にタグボートを従えて入港して来た 『さざなみ』 です。
さざなみ は港内へ入るとゆっくりと岸壁を目指して進んで行きます。艦上では接岸のために乗員が慌ただしく動き回っています。
『さざなみ』 が接岸してしばらくしたら先ほどのタグボートと一緒に 『いなづま』 が港に入って来ました。甲板上ではすでに乗員が整列しています。
岸壁に接岸した 『さざなみ』 と 『いなづま』 です。この画像は午後の一般公開の時に撮影したので 『いなづま』 の後部甲板には格納庫からヘリコプターが出されていました。
正面から見た画像です。どちらの船もほぼ排水量が同じで、外見上も一見すると同じように見えますが、岸壁側に停泊している 『さざなみ』 は沖側に停泊している 『いなづま』 よりも新しい発展型の級になります。
午前中に別府国際観光港に入港した２隻は午後から一般公開が行われていて、岸壁では記念撮影をしている親子連れもいました。この着ぐるみは別府市宣伝部長のゆるキャラ 『べっぴょん』 です。
岸壁にはこんなものもありました。多くの兵器を搭載していかめしい雰囲気の護衛艦にもこんなかわいいイメージキャラクターがあるんですね（笑）
一般公開されている艦上ではミス別府のお姉さんが艦長らしき人から何やら説明を受けていました。
さざなみ の艦橋から撮影した２隻の艦首部分です。この角度から見ると両艦の違いがよく分かりますね。
２隻の護衛艦の見物が終わって岸壁へ降りようとしたら、いつの間にかこんなに長い行列ができていました。最後尾はどこなのか見えないほどの行列でしたが、全員が見物できたんでしょうか？
次の艦船は４月２０日に入港した海上自衛隊の 『YDT－０４』 です。撮影したのは２２日で、ちょうど接岸したばかりの時でしたが、たくさんの学生らしき若い人たちが乗船していたので体験航海から戻って来たんでしょうか？
この船は水中処分母船といって３００ｔクラスの船です。掃海艇と同じように機雷等の水中の危険物を除去するのが主な目的ですが、掃海艇のように兵器を使って機雷を爆破するのに対してこちらはダイバーが水中に潜って除去します。
YDT－０４の後ろ姿です。この船は０１から０６までの６隻がありますが、船名が無いのはちょっと寂しいですね。
この船には乗員１５名と水中処分員１５名が乗っていますが、ウェットスーツを着た水中処分員の着ている シャツには爆発物処分班と書かれていました。
そして別の隊員はダイバーのイラストが描かれたこんなシャツを着ていました。
最後に紹介するのは５月１２日に別府国際観光港を出港した海技教育機構が保有する２代目の 『帆船・日本丸』 です。
この日は出港前だったので一般公開はありませんでしたが、岸壁には多くの見物の人たちがいました。なかにはワンコ連れで記念撮影をしている人もいました。２匹のワンちゃんがお座りしてポーズをとっていますが、りゅう君もカメラを向けたらよくポーズをとっていました。
しばらく岸壁から日本丸の見物していたら一台の軽トラックがやって来て、たくさんの荷物を手渡しで船内へ積み込み始めました。作業している人たちの服装を見ると食料品を積み込んでいるようですね。
荷物の積み込みが終わってしばらくするとタラップを収納し始めました。いよいよ出港するようですね。
日本丸が岸壁を離れると実習生が一列に整列してヘルメットを振り始めました。これは登舷礼といって軍艦などが入出港する時に乗員を舷側に整列させて行う挨拶です。
そして日本丸はゆっくりと別府国際観光港を出て行きました。 別府国際観光港には大型クルーズ船などたくさんの船が寄港するので今年の後半もどんな船が来るのか楽しみですね。
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