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ひとつ別記事を載せましたが、また長崎へ出かけた時の記事に戻ります。
長崎旅行二日目はホテルのある西彼杵郡時津町(にしそのぎぐん とぎつちょう)を出発したら長崎市内へと向かいました。


これから向かうのは平和公園ですが、長崎市街へ入ると朝の通勤ラッシュに巻き込まれて車がほとんど進まなくなりました。でも渋滞のおかげ?で市街地を走る路面電車をゆっくりと見物できました(笑)車がほとんど動かなかったので色んな電車が見れましたが、なかにはこの様なレトロな電車も走っていました。私が住んでいる大分市では数十年前に路面電車は廃止になりましたが、路面電車が走る街ってとても素敵ですね。




結局、平和公園の地下駐車場に着いたのはホテルを出てから1時間以上も経ってからでした。長崎市は九州7県の県庁所在地のなかでは、佐賀市と並んで最も人口が少ないところですが、狭い平地に企業などが集中しているのか?大分市よりもかなり渋滞が激しい感じがしました。




ここが平和公園の地下にある市営平和公園駐車場です。平和公園の周辺には市営の地上駐車場もありますが、予定よりもかなり時間が遅くなったので、最初に見えてきたここに車を停めました。ここは普通車が42台と大型バスは32台も停められるそうです。そしてここから地上へ出たところはもう平和公園です。




地下駐車場から階段を上って地上へ出ると、目の前には朽ちたような低いコンクリート壁が見えました。そしてその奥には平和公園のシンボルの「平和祈念像」も小さく見えていました。




ここにはこの様な説明板がありました。平和公園は爆心地から最短で100mのところにあった長崎刑務所の跡地に造られた公園で、コンクリート壁は原爆で倒壊した高さが4mあった刑務所の塀の基礎部分だそうです。






平和公園のいちばん奥にあるのが平和祈念像です。この像は長崎の被爆10周年の記念行事に合わせて建立された平和を祈念する銅像で、台座を含めた高さは13.6mで重さは30tもあるそうです。




平和祈念像の説明板です。これを読むと平和祈念像の上方を指した右手も、水平に伸ばした左手など全てに意味があるんですね。




平和祈念像の両側には高さが3mほどで、頂上には黄金の折鶴が置かれた「折鶴の塔」があって、原爆犠牲者の霊を慰め世界平和を願うたくさんの千羽鶴が収められていました。






こちらは軍需工場で働いていて原爆被害に遭った人たちの冥福を祈るために、原爆投下から33回忌に建てられた「長崎の鐘」です。




長崎の鐘の説明板です。長崎の鐘といえば原爆の瓦礫の中から掘り出されて、その年のクリスマスイブに鳴らされた浦上天主堂のアンジェラスの鐘をモチーフとしたこの鐘以外にも、古関裕而さんが作曲した歌謡の「長崎の鐘」や、そのモデルとなった長崎医大で勤務中に被爆した永井隆博士の執筆した随筆の「長崎の鐘」などもありますが、詳細はこの後のブログで紹介しますね。




平和公園の南端には「平和の泉」があります。そしてその向こうに見える山は標高333mで100万ドルの夜景といわれる長崎市街を一望できる稲佐山です。




平和の泉の南側から平和公園を眺めると、一直線の道が平和祈念像まで続いていました。




平和の泉は原爆の被害に遭って焼けただれた体で水を求めながら亡くなった犠牲者の冥福を祈るために昭和44年に造られたそうで、被爆して水を求めてさまよった少女の手記が石碑には刻まれていました。
このブログのタイトルは「爆心地の平和公園・・・」になっていますが、実際の爆心地(原爆投下中心地)は隣接する爆心地公園で、今回は時間的に余裕が無かったので寄ることができませんでした。長崎市内は観光名所など見所が満載のところなので、いつか機会があれば一日かけてじっくりと市内見物をしたいですね。



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