どこでも晴れたらワン歩

石造九重塔を見物したら、すぐ近くの 『 金明孟宗竹 』 の竹林へ向かいます。
 

車を停めた公民館のすぐ裏手の山に金明孟宗竹（キンメイモウソウチク）の竹林があるので、歩いて５分もかからずに行けます。奥に見えている竹林が金明孟宗竹の竹林で、左側の細い道を進めば竹林の中へ入れます。
 
 
 

金明孟宗竹は孟宗竹の突然変異で、国の天然記念物に指定されているところが九州には二か所ありますが、ここはなぜか国指定じゃなくて県指定の天然記念物なんですよね。




ここには金明孟宗竹の説明板もありました。これによると金明孟宗竹には 『 キンメイチク型 』 と 『 縦縞型 』 の２種類があるようですが、その両方が存在しているのは学術的にも価値が高いと書かれていました。でもここは県指定の天然記念物なんですよね（笑）




さっそく竹林の中へと入りました。竹林の中には緑色と黄色の縦縞模様の金明孟宗竹がびっしりと生えていますが、舗装された見学通路があるので足元が汚れることも無く観察ができました。




ここの金明孟宗竹は昭和４５年に発見されたそうですが、雑木の伐採などの管理を行って、昭和５２年には７００本まで増えて、現在では１５００本以上ともいわれています。




説明板に書かれていた２種類の金明孟宗竹を探してみました。こちらが金明孟宗竹の 『 キンメイチク型 』 です。一間節ごとに太い縦線が入っているのがよく分かります。




そしてこちらは金明孟宗竹の 『 縦縞型 』 です。節間全体に細かい線が入っています。 九州で国の天然記念物に指定されている金明孟宗竹の竹林は、久留米市の 『 高良竹林（こうらちくりん） 』  と延岡市の 『 祝子川竹林（ほうりかわちくりん） 』  の二ヶ所だけですが、どちらかの竹林を訪れて国指定と県指定の違いを比べて見たいですね。



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