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竹田市へ出かけた時の記事に戻りますが、七ツ森古墳群で彼岸花の観賞をしたら次の目的地へと向かいます。


これから向かうのは一般にはあまり知られていない「米賀の滝(こめがのたき)」ですが、ここへは県道638号(白丹竹田線)を久住方面へ向かって走ります。




県道638号が稲葉ダムのダム湖に架かる橋を渡り、さらに2kmほど先へ進むと視界の開けたところに出て、眼下には2車線の道路が見えてきます。「米賀の滝」はこの道路に架かる橋のすぐ上流にあります。奥に見える雲がかかった山は久住山ですが、この頃になるとすっかり天気も回復して青空が徐々に広がり始めてきました。




見晴らしのいいところから少し進むと、眼下に見えていた2車線の道路へと続く分岐がありますが、「米賀の滝」はマイナーな滝?なので標識などは無くて、この様な2つの小さな看板が立てられているので、ここを右折して狭い道へと入ります。県道638号はここを過ぎるとすぐに狭い道になってUターンもできなくなるので要注意です。




県道638号からの分岐を曲がって狭い道に入ると車一台がやっと通れるほどの道を下って行きますが、ここにも「米賀の滝」の標識は無いので、初めてここを訪れる人はなかなか目的地へ辿り着けないでしょうね。私もこの辺りを何度ウロウロしても場所が分からずに、結局地元のおじさんに道順を聞いてやっと辿り着きました。




狭い道は100mほどですぐに2車線の道路へと出ます。道路の横は舗装された広場のようになっていたので、ここに車を停めて左に見える白い建物と杉の木の間の道を歩いて「米賀の滝」へと向かいました。




歩き始めるとすぐに大正13年に架けられた石橋の「米賀橋」が見えてきます。今はこのすぐ下流の2車線の道路に新しい米賀橋が架けられているので、この石橋はほとんど使われていないんでしょうね?




石橋の上から上流側を眺めると「米賀の滝」が見えました。周囲には樹木が生い茂っていて滝の全体や上流側はよく見えませんでしたが、川の流れに対して滝が斜めに懸っているような形をしていて、滝幅が広く滝壺も大きな滝でした。




米賀の滝は稲葉川に懸る落差8mの滝で、あまり大きな滝じゃありませんが、滝の奥のほうは激しい轟音を立てて濁流のような水が滝壺に流れ落ちていました。




そして手前側は岩肌を伝うように幾筋もの流れが緩やか滑り落ちる2つの顔が見れる滝でした。




石橋の「米賀橋」の下流に架けられた新しい「米賀橋」から上流を眺めると、石橋のアーチの間から「米賀の滝」が見えました。橋のたもとから川岸に降りれば滝がもっとよく見れそうでしたが、雨上がりでぬかるんだ田んぼの畦道のような道だったので行くのは断念しました。




「米賀の滝」は一般的にはあまり知られていないマイナーな滝ですが、アクセスも悪くないので県道に標識の設置や、滝の周囲の樹木の伐採、滝見物用の遊歩道の整備などを行えば、立派な観光名所になるような気がするんですが・・・



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