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前記事の続きで、県道49号線の旧道が狭い山道に入る手前を右折します。
 

右折して数百mも走ると、T字路に出て広い道と合流しますが、正面には『 轟地蔵 と 十王像 』 と書かれた標識が見えてきます。
 



轟地蔵の説明板です。地蔵の顔に白粉を塗って祈願すれば美人になるので、この地蔵の顔はいつも真っ白である と書かれていましたが、いったいどんな顔をしたお地蔵さんなんでしょうね? 
 
 


ここは初めて訪れるところですが、 『 轟地蔵と十王像 』 は、この赤い幟がずらりと立った階段を下った先にあるようです。
 
 
 

100mほど階段を下ったら、樹木が茂った中に観音像らしき、苔むしてちょっと不気味な雰囲気の像が見えてきました。




階段を降りたところは谷底のような感じになっていて、周囲には無数の小さなお地蔵さんがありました。この日は曇り空だったので、周囲は画像で見るよりもかなり薄暗くて、とっても不気味な雰囲気がプンプンしていました(笑) でもすぐ上には車道が通っているんですよね。




谷底の奥は崖のようになっていて、明治時代頃までは滝が流れていて、この辺りは轟の淵といわれる滝壺だったそうです。そして画像の右端には真っ赤な衣装をまとった美顔美白の 『 轟地蔵 』 も見えています。




轟地蔵の反対側には、南北朝時代の作といわれる苔むした 『 十王像 』 が並んでいました。ちなみに十王像とは死後の審判を行う裁判官?のことで、なぜか閻魔大王だけが有名ですが、全部で十人いるそうです。




轟地蔵の近くまで行ってみました。轟地蔵の足元や周囲には、数え切れないほどのお地蔵様がありましたが、苔むして姿が判明しないものや、一部が欠けたものも多くてかなり昔から信仰されていたことがうかがえました。




轟地蔵のお顔のアップです。顔は真っ白く塗られて口紅もさしていて、まさに美顔美白のお地蔵様ですね。




お地蔵様の足元には、ベビーパウダーの缶があったので、これで顔を真っ白に塗っているんでしょうね。画像には写っていませんが、この横には口紅もありました。ここはジメジメした湿気の多い谷底ですが、お地蔵様のお顔がこんなきれいってことは、お参りする人が絶えないんでしょうね?
 
 
 
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