吹上浜海浜公園を出発したら、南九州市方面の山の中へと進む予定にしていましたが・・・
出発する前に駐車場の横に立っていた鹿児島県の地図を何気なく眺めていたら、少し南に下ったところに「くじら記念碑」と書かれた場所があったので、予定を変更してここへも寄ってみることにしました。
吹上浜海浜公園から国道226号へ出て、数kmも南へ向かって走ると右側に看板と建物が見えてきたのでここに車を停めました。
道路沿いにはこの様な看板が立てられて「くじら」の文字があったので、ここが地図に載っていた「くじら記念碑」のある場所のようでした。
ここには20台ほどの車が停められる駐車場と、奥には小さな物産館らしき建物もありました。
物産館のような小さな建物は、外からガラス越しに店内を覗いた感じでは、野菜などを中心に販売しているようで、あまり見るものは無さそうだったので、店内へは入りませんでしたが、入口には「ふるさと くじら館」と看板が掲げられていました。
そして同じ敷地には大きなクジラのモニュメントと、その奥にはクジラの形をした変わった建物がありました。
クジラのモニュメントはかなり巨大で目を引きましたが、ここは事前に何も調べてなかったところなので、何の目的でこのモニュメントが造られたのかをこれからじっくりと観察してみます。
敷地の一角にはクジラとは全く関係の無いこの様な看板もありました。「南さつま市 秋目」とは、ここから直線距離で6kmほど離れたところにある港町の坊津町秋目(ぼうのつちょう あきめ)のことですが、ここは奈良時代に鑑真が唐から苦労の末にたどり着いたところで、近年では洋画の「007は二度死ぬ」の舞台となったところなので、「鑑真記念館」や「007撮影記念碑」などがあるそうです。
そしてクジラのモニュメントの近くにはクジラに関する説明板もありました。ここを訪れるまでは捕鯨に関する記念碑でもあるのかな?と思っていましたが、説明板を読むと平成14年に14頭のマッコウクジラがこの近くの海岸に座礁して、住民らが懸命の救助活動を行ったが、1頭を除いて助けることができなかったと書かれていました。
そして死亡した13頭のクジラは海岸に埋葬された1頭を除いてコンクリートの重りを付けられて、沖合に沈められたそうです。最近話題になった淀川河口の大阪湾で死亡した「淀ちゃん」の処理方法と同じですね。
クジラの形をした建物は1階部分が開放されていたので、これから建物内へ入ってみますが、入口には「くじらの眠る丘」と書かれていました。でもここは地形的には丘と言えるような高台じゃないんですよね。
建物は自由に出入りができますが、ガラス張りの中には巨大なクジラの骨格標本が展示されていました。このクジラは集団座礁したクジラの1頭で、海岸に埋葬されて10年後に掘り起こされたものを骨格標本にしたそうです。そして2階からはこの骨格を俯瞰的に眺めることもできます。
くじらの眠る丘の屋上から眺めた「大浦ふれあいパーク」です。クジラのモニュメントはこの右側にあります。もしかしたらこの屋上を丘に見立てて「くじらの眠る丘」と名付けたのかも知れませんね?
そして反対の海側を眺めてみると、干拓によって作られた田んぼの向こうには東シナ海が広がっていました。ここは「小湊干拓海岸」といって、14頭のクジラが集団座礁したところです。この辺りの沖合は明治期には三陸沖、土佐沖と並んで日本の三大捕鯨場といわれるほどクジラの多かったところなので、この地域に住む人にとってはクジラは身近な存在なんでしょうね?
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ここには20台ほどの車が停められる駐車場と、奥には小さな物産館らしき建物もありました。
物産館のような小さな建物は、外からガラス越しに店内を覗いた感じでは、野菜などを中心に販売しているようで、あまり見るものは無さそうだったので、店内へは入りませんでしたが、入口には「ふるさと くじら館」と看板が掲げられていました。
そして同じ敷地には大きなクジラのモニュメントと、その奥にはクジラの形をした変わった建物がありました。
クジラのモニュメントはかなり巨大で目を引きましたが、ここは事前に何も調べてなかったところなので、何の目的でこのモニュメントが造られたのかをこれからじっくりと観察してみます。
敷地の一角にはクジラとは全く関係の無いこの様な看板もありました。「南さつま市 秋目」とは、ここから直線距離で6kmほど離れたところにある港町の坊津町秋目(ぼうのつちょう あきめ)のことですが、ここは奈良時代に鑑真が唐から苦労の末にたどり着いたところで、近年では洋画の「007は二度死ぬ」の舞台となったところなので、「鑑真記念館」や「007撮影記念碑」などがあるそうです。
そしてクジラのモニュメントの近くにはクジラに関する説明板もありました。ここを訪れるまでは捕鯨に関する記念碑でもあるのかな?と思っていましたが、説明板を読むと平成14年に14頭のマッコウクジラがこの近くの海岸に座礁して、住民らが懸命の救助活動を行ったが、1頭を除いて助けることができなかったと書かれていました。
そして死亡した13頭のクジラは海岸に埋葬された1頭を除いてコンクリートの重りを付けられて、沖合に沈められたそうです。最近話題になった淀川河口の大阪湾で死亡した「淀ちゃん」の処理方法と同じですね。
クジラの形をした建物は1階部分が開放されていたので、これから建物内へ入ってみますが、入口には「くじらの眠る丘」と書かれていました。でもここは地形的には丘と言えるような高台じゃないんですよね。
建物は自由に出入りができますが、ガラス張りの中には巨大なクジラの骨格標本が展示されていました。このクジラは集団座礁したクジラの1頭で、海岸に埋葬されて10年後に掘り起こされたものを骨格標本にしたそうです。そして2階からはこの骨格を俯瞰的に眺めることもできます。
くじらの眠る丘の屋上から眺めた「大浦ふれあいパーク」です。クジラのモニュメントはこの右側にあります。もしかしたらこの屋上を丘に見立てて「くじらの眠る丘」と名付けたのかも知れませんね?
そして反対の海側を眺めてみると、干拓によって作られた田んぼの向こうには東シナ海が広がっていました。ここは「小湊干拓海岸」といって、14頭のクジラが集団座礁したところです。この辺りの沖合は明治期には三陸沖、土佐沖と並んで日本の三大捕鯨場といわれるほどクジラの多かったところなので、この地域に住む人にとってはクジラは身近な存在なんでしょうね?
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