薫長酒造資料館の見学をしたら、もうしばらく周辺の散策をします。
天領日田の昔ながらの古い町並みが残る「豆田町」を後にしたら、次はりゅうママのリクエストで三本松にあるカフェへと歩いて向かいますが、途中には江戸時代の儒学者 広瀬淡窓の私塾跡の「咸宜園(かんぎえん)」があるので先ずはこちらへ寄ります。
豆田町から数百mほど南に向かって歩くと、板塀に囲まれた公園のような広いところが見えてきます。ここが江戸時代の儒学者 廣瀬淡窓の私塾があった「咸宜園跡」です。
長く続く板塀の途中にはこの様な門らしきものがあったので、私たちはここから敷地内へと入りました。
敷地内に入るとすぐに藁ぶき屋根の古い建物がありました。「咸宜園跡」を訪れるのは初めてですが、咸宜園の「咸宜」とは、中国最古の詩集に出てくる言葉で、〝 ことごとくよろし〝 という意味があるそうで、私塾の咸宜園は当時としては珍しく、条件を満たせば身分を問わずに女性を含めて誰でも入塾できたそうです。
この建物は咸宜園跡に現存する2棟の建物のうちのひとつで、建物の玄関の上には「秋風庵(しゅうふうあん)」と書かれた額が掲げられていて、広瀬淡窓が塾として使用した建物だそうです。
敷地をさらに奥へと進むと、かつて建物があった痕跡の礎石などが残っていて、左には「秋風庵」と、右には別の古い建物が見えました。
こちらは「秋風庵」ですが、左側に見える小さな建物は便所でしょうか?福沢諭吉旧居など昔の建物をいくつか見学したことがありますが、当時の家屋は便所やお風呂が別棟になっているところが多いですね。
そして右側の建物は「遠思楼(えんしろう)」と呼ばれる建物で、1階が書庫で2階は書斎になっていたそうです。咸宜園は江戸時代の私塾では最大級の規模を誇り、80年間で入門者が4800人にもなり、主な塾生には高野長英や大村益次郎などがいたそうです。
この時はりゅうママのお目当てのカフェの予約時間が迫っていたので、ゆっくりと見学することができませんでしたが、敷地を出てカフェへ向かって歩いていると「咸宜園跡」の正式?な入口がありました。ここから入ると奥には見学受付の建物があるようでした。
そしてここには「咸宜園跡」の案内板もありました。これを見ると秋風庵の横に建っていた小さな建物はやっぱり便所でした(笑)
最初にこれを見てから見学をすればよかったですね。
余談になりますが、現在の大分県知事の広瀬勝貞氏は広瀬淡窓の親族になるそうです。
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天領日田の昔ながらの古い町並みが残る「豆田町」を後にしたら、次はりゅうママのリクエストで三本松にあるカフェへと歩いて向かいますが、途中には江戸時代の儒学者 広瀬淡窓の私塾跡の「咸宜園(かんぎえん)」があるので先ずはこちらへ寄ります。
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敷地内に入るとすぐに藁ぶき屋根の古い建物がありました。「咸宜園跡」を訪れるのは初めてですが、咸宜園の「咸宜」とは、中国最古の詩集に出てくる言葉で、〝 ことごとくよろし〝 という意味があるそうで、私塾の咸宜園は当時としては珍しく、条件を満たせば身分を問わずに女性を含めて誰でも入塾できたそうです。
この建物は咸宜園跡に現存する2棟の建物のうちのひとつで、建物の玄関の上には「秋風庵(しゅうふうあん)」と書かれた額が掲げられていて、広瀬淡窓が塾として使用した建物だそうです。
敷地をさらに奥へと進むと、かつて建物があった痕跡の礎石などが残っていて、左には「秋風庵」と、右には別の古い建物が見えました。
こちらは「秋風庵」ですが、左側に見える小さな建物は便所でしょうか?福沢諭吉旧居など昔の建物をいくつか見学したことがありますが、当時の家屋は便所やお風呂が別棟になっているところが多いですね。
そして右側の建物は「遠思楼(えんしろう)」と呼ばれる建物で、1階が書庫で2階は書斎になっていたそうです。咸宜園は江戸時代の私塾では最大級の規模を誇り、80年間で入門者が4800人にもなり、主な塾生には高野長英や大村益次郎などがいたそうです。
この時はりゅうママのお目当てのカフェの予約時間が迫っていたので、ゆっくりと見学することができませんでしたが、敷地を出てカフェへ向かって歩いていると「咸宜園跡」の正式?な入口がありました。ここから入ると奥には見学受付の建物があるようでした。
そしてここには「咸宜園跡」の案内板もありました。これを見ると秋風庵の横に建っていた小さな建物はやっぱり便所でした(笑)
最初にこれを見てから見学をすればよかったですね。
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