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この日は5月14日でしたが、佐賀関半島の先端部にある「関崎海星館」がリニューアル工事のために5月16日から長期間に亘って閉館になるので、最後にもう一度だけその姿を見ておこうと佐賀関町へ向かいました。


佐賀関町へと続く国道197号は佐賀関町内へ入ると、海岸沿いを走る風光明媚な道になりますが、佐賀関の中心部から関崎海星館へと向かう道へ分かれると、海も見えない急坂の山道になります。




関崎海星館へと続く山道はとても狭くて、車同士がすれ違えないところもあるクネクネ道で4kmほど続きます。関崎海星館のリニューアルに合わせてこの道も拡幅工事を行ってもらいたいものですね。




しばらくクネクネの狭い山道を登って関崎海星館へ到着しましたが、この建物を見るのも今回が最後ですね。




駐車場の横には関あじ、関さばのモニュメントと観光案内板がありますが、潮風と紫外線による経年劣化によって、何を書いているのかさっぱり分かりませんでした。この案内板を見ただけでもそろそろリニューアル時期かな?って感じですね(笑)




関崎海星館の玄関まで来たら「リニューアル決定」と書かれた看板が立てられていました。そして一番下には5月16日以降は駐車場、敷地への立入りもできないと書かれていました。ここは眺望抜群の場所だけに、敷地内へ入ることもできないのはちょっと残念ですね。




ここが豊後水道に面した関崎海星館の館内への入口です。ドームのように見えている建物内には口径60㎝の反射望遠鏡がありますが、リニューアル工事に合わせてこの望遠鏡も更新するそうで、プラネタリウム、エレベーター、多目的トイレなども新たに設置するそうです。




関崎海星館は開館が10時になっていて、ここへ到着したのは9時過ぎだったので館内へは入れませんでしたが、入口には「27年間ありがとう」と書かれていました。関崎海星館は1995年に開館しましたが、その当時の佐賀関町はまだ大分市との合併前で、北海部郡(きたあまべぐん)佐賀関町だったんですよね。




この日はちょっと空気が霞んでいたので、豊後水道の先にある四国の佐田岬は薄っすらとしか見えませんでした。眼下に見える関崎灯台と豊後水道、そして対岸の四国が一度に見渡せるこの素晴らしい光景もしばらくは見れないんですね。




関崎灯台へと続く階段の途中から振り返って眺めた関崎海星館です。ここは冬には強い北風が吹くところですが、大きな窓になっている1階の展望室には望遠鏡もあって、寒い日でも風に当たらずに豊後水道の雄大な景色を眺めることができました。




この時はちょうどアサギマダラの春の渡りの最盛期でしたが、強い風が吹いていたので、スナビキソウの畑の上を舞うアサギマダラの姿はほとんど見られませんでした。




この画像は昨年のこの時季に撮影したものですが、この時は無数のアサギマダラが乱舞していました。リニューアル工事が完了するのは来年の夏頃といわれているので、もしかしたら来年の春の渡りも見れないかも知れませんね。
昨年ここを訪れ時にはマナーの悪い人がいて困っていると職員さんが言っていましたが、このスナビキソウの畑もリニューアル工事に併せて何らかの対策をして欲しいものですね。




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