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築城基地航空祭の午後の部が始まります、
 

これは今年の航空祭のポスターですが右上には 『304SQ  F-15 Final Year』 の文字が見えます、前記事でも触れたように304飛行隊は今年度中に沖縄に移転するのでF-15の雄姿を見られるのは今年の航空祭が最後です、




前記事では午前の飛行展示をほとんど載せてないのでまずは午前の飛行展示のプログラムからです、この戦闘機は宮崎県の新田原基地からやって来たF-4EJ改ファントムⅡです、




車輪と緊急着陸用のアレスティングフックを出したF-4EJ改です、F-4EJ改のアレスティングフックはF-15やF-2のそれとは違って元々は空母への着艦を目的に造られているのでとても丈夫です、




裏返しなって飛行するF-4EJ改です、F-4戦闘機はベトナム戦争にも参加したとても古い設計の戦闘機ですが頑丈で傑作戦闘機だったので航空自衛隊では電子機器などの近代化改修工事を行って今でも使用していますがそれでも機体の耐用年数が近づいて一部の機種を除いて間もなく全機退役になるそうです、




F-4EJ改が機動飛行を終えて新田原基地へ向かって飛び去って行くと次はF-15の9機でのマスフライトです、この一糸乱れぬ隊列が見事ですね、ちなみにマスフライトとは通常の訓練では行う事の無い大編隊での航過飛行の事です、




滅多に見られない飛行シーンを撮影しようと多くの人たちが5万人ともいわれている入場者のすき間から苦労して撮影をしています、でも撮影にはルールがあって航空祭のパンフレットの注意事項には撮影時に脚立や三脚の使用は来場者の迷惑になるので厳禁って一番に書いてあるんですが・・・




どこにもルールを守れない人っているんですね、自分だけはいい写真が撮れるかも知れませんが後ろにいる人は前が全く見えないしこんな大きなレンズの付いたカメラを構えてもし倒れたら大変な事になりますよね、実際に周囲にはすき間も無いほど大勢の人がいましたがこの人の周りだけは微妙にすき間が空いています、年配の人でしたが困ったものですねぇ~




しばらくすると2機のF-2が同時に離陸しました、これから模擬空対地射爆撃が行われます、F-2は対艦攻撃だけじゃなくて対地攻撃も得意なんですよね、
 
 


同時に離陸したF-2は上空でも一緒に飛行しています、でも模擬射爆ですから当然爆弾は積んでいません、翼の下に見えるのは燃料タンクです、




全部で4機のF-2が離陸しました、 これから模擬射爆撃の開始です、F-15が強力なエンジンを2基搭載して戦闘機同士の戦闘(ドッグファイト)を得意とするのに対してF-2はより小さな機体に1基のエンジンを搭載ですが小回りが効いて戦闘機同士での対決も得意として平成のゼロ戦なんて言われていますが意外にも爆撃攻撃を主任務とする戦闘機なんですよね、




それぞれのF-2は離ればなれになって射爆体勢に入りました、F-2の機体上面って普段はなかなか見れませんがこんな模様なんですね、対艦攻撃を主任務としているF-2は海面すれすれを飛行して対艦ミサイルを発射するので海面と同化して敵に見つかり難いようにこんな迷彩になっているそうです、
 
 
  

 急降下したF-2戦闘機の真下では爆発音がして黒煙が上がりました、本当に爆弾が炸裂したのか思うほど大きな音でしたがカメラを向けた時にはF-2はすでに急上昇をして遥か上空へ離れていてまさに一撃離脱って感じでした、




F-2による模擬対地射爆撃が終わると間を置かずにF-15戦闘機8機によるマスフライトです、




通常の訓練では絶対に見れない光景ですが来年の航空祭の時にはもう304飛行隊が沖縄に移転しているのでこの光景は今年が見納めなんですよね、




F-15のマスフライトが終わるとお昼の休憩を挟んでいよいよ待ちに待ったブルーインパルスのアクロバット飛行の開始です、最初の一機がスモークを吐きながら離陸しました、




 そして次々と離陸していったブルーインパルスはこんな密集体型で飛行を行いました、これはファンブレークという演目でスモークは出しませんが全演目のなかで最も密集した隊形です、ブルーインパルスの機体は上面は白を基調にした青い色をしているのでこの画像は上面を撮影したものになりますが、
 
 
 

機体下面は青を基調とした塗装になっているのでこの画像は下面を撮影した画像になります、この後次々とブルーインパルスのアクロバット飛行の画像が出てくるのでこの色を目安に上下どちら向きで飛行しているかを確認してくださいね、
 
 
 

スモークを吐きながら車輪を出して飛行するブルーインパルスです、普通はブルーインパルスという愛称で呼ばれていますが正式には第4航空団飛行群第11飛行隊という名前のれっきとした航空自衛隊の一部隊です、




ひとつの演技が終わるたびにブルーインパルスは隊形を整えるために一度遠くへ飛び去ります、場内アナウンスがあって慌てて後ろを振り返ると5機のT-4が突然にスモークを吐きながらやって来ました、




そしてあっという間に頭上を通過して飛び去って行きました、




ブルーインパルスの演技は徐々に高度なものへとなっていきます、




今にもぶつかりそうなほど近距離で交差する2機のT-4です、




この演目はコークスクリューと呼ばれるもので直進する1機の周りをグルグルと廻ってスモークでコルクの栓抜きのような軌跡を描く事からコークスクリューと呼ばれています、




ブルーインパルスは次から次へと曲技飛行を披露します、こんな目の前でたくさんの曲技飛行が見れるのは航空祭ならではですね、
  
 
 

航空祭は例年各基地で日にちをずらして開催されるんですが今年は何故か岐阜基地、百里基地と同じ日になっていて築城へブルーインパルスが来てくれるのかちょっと心配でしたがラッキーでした、




滑走路脇には飛行展示プログラムの最後の機動飛行を行うF-2戦闘機が待機していました、




そしてすぐ横に駐機していたこのF-15は築城基地航空祭でファイナルフライトの機動飛行を行う304飛行隊のF-15です、




ブルーインパルのアクロバット飛行が終わったらF-2の機動飛行です、パイロットは観客に向かって手を振っています、最前列の観衆から滑走路へ移動する機体まではわずか10メートルもないほどの距離なんですよね、




機動飛行を始めたF-2の主翼付け根辺りの両側からは白い煙のようなものが見えます、これはベーパーといって戦闘機などが激しい機動飛行を行った時に主翼付近の空気の一部が急減圧によって空気中の水分が凝結する現象です、この戦闘機がいかに激しい機動飛行を行っているかがよく分かりますね
     
 


いよいよ築城基地航空祭で最後の機動飛行となる304飛行隊のF-15戦闘機のファイナルフライトの始まりです、別れを惜しむように大勢のギャラリーがパイロットに向かって手を振っています、

 


パイロットもギャラリーに応えるように手を振って滑走路へと向かいます、




離陸したF-15はアフターバーナー全開で機動飛行を行います、晴天の青空なのにエンジンの排気口からはうっすらと炎のようなものが見えています、




主翼の両端からはベーパーが出ているのもよく分かります、




車輪とアレスティングフックを出した状態のF-15です、来年からは築城基地の航空祭ではもうF-15を見れなくなるので寂しいですね、




前記事にも載せた航空祭特別塗装?のF-15です、天狗マークは通常のF-15にも書かれていますが『Hasta la Vista』 と 『Monte HIKO』 の文字が泣けてきますねぇ~、スペイン語はよく分かりませんが『さようなら、またいつか会おうね、英彦山』 って意味なのかな? 
今回はりゅう君抜きでのお出かけでしたがたっぷりと戦闘機の見学が出来てとっても楽しい一日でした。








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