物産館・直売所「あそ 四季彩」を出発したら来た道を戻って再び国道57号へ出ました。
国道57号へ出たら熊本市方面へと進んで、道の駅・阿蘇に車を停めました。次の予定は阿蘇中岳の火口見物ですが、火口周辺では常時有毒ガスが発生していて、風向きによっては火口周辺が立入禁止になるので、まずは道の駅にある観光案内所で規制が出ていないかを確認しました。
幸いなことにこの日は風向きが良くて、朝からずっと火口見物ができるとの事だったので、道の駅を出発したら国道57号を横切って県道111号(阿蘇吉田線、阿蘇パノラマライン)を阿蘇中岳を目指して進みました。
県道111号は阿蘇山麓の牧草地を走る眺望抜群の県道で、中岳を目指してぐんぐんと標高を上げていきます。
途中の展望所に車を停めて眺めた景色です。中岳火口まではまだ数kmほど山を登って行きますが、阿蘇の街並みはすでに遥か下のほうになっていて、その向こうには世界最大級といわれる阿蘇カルデラを形成する長大な外輪山や、さらにその奥にはくじゅう連山が見えました。
県道111号が山麓を廻り込んで平坦地へ出て阿蘇の街並みが見えなくなると、広い草原とその向こうにはひときわ高い山が見えてきました。広い草原は標高1100mにある78万5000平方メートルの「草千里ヶ浜」で、その奥に見ている山が今も活発に噴火を繰り返している阿蘇中岳です。
草千里ヶ浜には阿蘇火山博物館やカフェ、レストランなどがあって、草原では乗馬などもできるのでいつも多くの観光客で賑わっていますが、今回はこの先にある阿蘇中岳の火口見物が目的なのでここは素通りです。
草千里ヶ浜から2㎞ほど先へ進むと、火口見物のシャトルバスが出るお土産屋さんを兼ねた「阿蘇山上ターミナル」へ到着します。ここを左折するとターミナルの駐車場ですが、マイカーで火口見物をする場合は火口直近に駐車場があるのでここを右折します。
右折すると料金所(普通車1000円)があって、その手前には阿蘇火山火口規制情報と書かれた看板が立てられています。阿蘇中岳では常時火口から有毒ガスの亜硫酸ガス(二酸化硫黄)が発生しているので立入禁止になることも多いですが、この時は全面開放と書かれたところに青ランプが点灯していたので火口まで行けるようでした。
火口駐車場への道路は料金所を過ぎるとこの様な光景となって、辺りには草木が全く生えていないような状況になってきました。現在でも活発に噴火を繰り返している活火山を実感できる荒涼とした光景ですね。
ここが火口駐車場です。駐車場の向こうには退避壕のドームのような建物がいくつか見えていて、そのすぐ先が阿蘇中岳火口です。火口の一番近くに車を停めたら火口までは直線距離で200mも無いんですよね。
火口見物をする前にまずは火口周辺が見渡せるこの辺りで最も高い展望所へ行きました。画像の右側に見えているのが駐車場で、左側の退避壕のすぐ横が阿蘇中岳火口です。
火口の方角に少し向きを変えて撮影したらこんな感じで、右端の平らに舗装されているところが火口見物をする場所で、その左側の地面が大きく窪んでいるように見えるところが阿蘇中岳の第一火口です。でも火口はかなりの深さがあるので、ここからでは火口底は全く見えませんでした。
そして振り返って火口の反対側を眺めるとこの様な光景が広がっていました。画像の右端には白い点のようなものが見えますが、ここが「草千里ヶ浜」で、画像の中央辺りに見えるのは「阿蘇山上ターミナル」です。以前はここから阿蘇山ロープウェイが火口直近まで伸びていましたが、熊本地震が起こった年の2016年の大噴火によってゴンドラや駅舎が壊滅的な被害を受けて、今では駅舎やロープの支柱などはすべて撤去されているんですよね。
展望所を降りたらこれから火口へと向かいます。この日は平日でしたが、とても天気が良くて朝から入山規制も出てなかったからなのか?大勢の人たちが火口見物へと向かっていました。でも会話を聞いているとほとんどの人たちは外国人のようでした。
舗装された地面の行き止まりには、先へ行けないように柵が立てられていますが、ここから下を覗き込むと火口底が見えます。この場所はまさに噴火口の縁そのものなんですよね。
柵の立てられた位置から眺めた中岳第一火口です。火口底には雨水?が溜まっていますが、火山の地熱によって沸騰した雨水が白い水蒸気となってモクモクと上がっていました。
この第一火口は直径が600m、周囲4㎞で深さは130mあるそうです。阿蘇中岳の火口跡はこの周囲に全部で7つあって、遊歩道を歩きながらすべての火口跡を見物できますが、仙酔峡のミヤマキリシマ観賞をしてから足に痛みが出てきたので他の火口跡の見物は諦めました。遊歩道沿いに全てを見物していたら一時間以上はかかりますからね。
この画像は2019年に阿蘇を訪れた時に道の駅・阿蘇から撮影したものです。この時は阿蘇中岳は爆発的な噴火を起こして阿蘇盆地一帯は火山灰に覆われていました。今回はとても穏やかな阿蘇中岳の火口を見物できましたが、鹿児島県の桜島では今現在噴煙が3000mを超える大爆発を繰り返しています。桜島や阿蘇山、雲仙岳、霧島山など九州の火山は噴火を繰り返す生きている火山(活火山)がたくさんあるんですよね。
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国道57号へ出たら熊本市方面へと進んで、道の駅・阿蘇に車を停めました。次の予定は阿蘇中岳の火口見物ですが、火口周辺では常時有毒ガスが発生していて、風向きによっては火口周辺が立入禁止になるので、まずは道の駅にある観光案内所で規制が出ていないかを確認しました。
幸いなことにこの日は風向きが良くて、朝からずっと火口見物ができるとの事だったので、道の駅を出発したら国道57号を横切って県道111号(阿蘇吉田線、阿蘇パノラマライン)を阿蘇中岳を目指して進みました。
県道111号は阿蘇山麓の牧草地を走る眺望抜群の県道で、中岳を目指してぐんぐんと標高を上げていきます。
途中の展望所に車を停めて眺めた景色です。中岳火口まではまだ数kmほど山を登って行きますが、阿蘇の街並みはすでに遥か下のほうになっていて、その向こうには世界最大級といわれる阿蘇カルデラを形成する長大な外輪山や、さらにその奥にはくじゅう連山が見えました。
県道111号が山麓を廻り込んで平坦地へ出て阿蘇の街並みが見えなくなると、広い草原とその向こうにはひときわ高い山が見えてきました。広い草原は標高1100mにある78万5000平方メートルの「草千里ヶ浜」で、その奥に見ている山が今も活発に噴火を繰り返している阿蘇中岳です。
草千里ヶ浜には阿蘇火山博物館やカフェ、レストランなどがあって、草原では乗馬などもできるのでいつも多くの観光客で賑わっていますが、今回はこの先にある阿蘇中岳の火口見物が目的なのでここは素通りです。
草千里ヶ浜から2㎞ほど先へ進むと、火口見物のシャトルバスが出るお土産屋さんを兼ねた「阿蘇山上ターミナル」へ到着します。ここを左折するとターミナルの駐車場ですが、マイカーで火口見物をする場合は火口直近に駐車場があるのでここを右折します。
右折すると料金所(普通車1000円)があって、その手前には阿蘇火山火口規制情報と書かれた看板が立てられています。阿蘇中岳では常時火口から有毒ガスの亜硫酸ガス(二酸化硫黄)が発生しているので立入禁止になることも多いですが、この時は全面開放と書かれたところに青ランプが点灯していたので火口まで行けるようでした。
火口駐車場への道路は料金所を過ぎるとこの様な光景となって、辺りには草木が全く生えていないような状況になってきました。現在でも活発に噴火を繰り返している活火山を実感できる荒涼とした光景ですね。
ここが火口駐車場です。駐車場の向こうには退避壕のドームのような建物がいくつか見えていて、そのすぐ先が阿蘇中岳火口です。火口の一番近くに車を停めたら火口までは直線距離で200mも無いんですよね。
火口見物をする前にまずは火口周辺が見渡せるこの辺りで最も高い展望所へ行きました。画像の右側に見えているのが駐車場で、左側の退避壕のすぐ横が阿蘇中岳火口です。
火口の方角に少し向きを変えて撮影したらこんな感じで、右端の平らに舗装されているところが火口見物をする場所で、その左側の地面が大きく窪んでいるように見えるところが阿蘇中岳の第一火口です。でも火口はかなりの深さがあるので、ここからでは火口底は全く見えませんでした。
そして振り返って火口の反対側を眺めるとこの様な光景が広がっていました。画像の右端には白い点のようなものが見えますが、ここが「草千里ヶ浜」で、画像の中央辺りに見えるのは「阿蘇山上ターミナル」です。以前はここから阿蘇山ロープウェイが火口直近まで伸びていましたが、熊本地震が起こった年の2016年の大噴火によってゴンドラや駅舎が壊滅的な被害を受けて、今では駅舎やロープの支柱などはすべて撤去されているんですよね。
展望所を降りたらこれから火口へと向かいます。この日は平日でしたが、とても天気が良くて朝から入山規制も出てなかったからなのか?大勢の人たちが火口見物へと向かっていました。でも会話を聞いているとほとんどの人たちは外国人のようでした。
舗装された地面の行き止まりには、先へ行けないように柵が立てられていますが、ここから下を覗き込むと火口底が見えます。この場所はまさに噴火口の縁そのものなんですよね。
柵の立てられた位置から眺めた中岳第一火口です。火口底には雨水?が溜まっていますが、火山の地熱によって沸騰した雨水が白い水蒸気となってモクモクと上がっていました。
この第一火口は直径が600m、周囲4㎞で深さは130mあるそうです。阿蘇中岳の火口跡はこの周囲に全部で7つあって、遊歩道を歩きながらすべての火口跡を見物できますが、仙酔峡のミヤマキリシマ観賞をしてから足に痛みが出てきたので他の火口跡の見物は諦めました。遊歩道沿いに全てを見物していたら一時間以上はかかりますからね。
この画像は2019年に阿蘇を訪れた時に道の駅・阿蘇から撮影したものです。この時は阿蘇中岳は爆発的な噴火を起こして阿蘇盆地一帯は火山灰に覆われていました。今回はとても穏やかな阿蘇中岳の火口を見物できましたが、鹿児島県の桜島では今現在噴煙が3000mを超える大爆発を繰り返しています。桜島や阿蘇山、雲仙岳、霧島山など九州の火山は噴火を繰り返す生きている火山(活火山)がたくさんあるんですよね。
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