どこでも晴れたらワン歩

過去の画像を整理していたら、ブログに未掲載の昨年11月の画像が出てきたので、遅くなりましたがブログに載せます。


この日訪れたのは大分市の大分港乙津泊地です。




乙津泊地は大分臨海工業地帯の2号埋立地と３号埋立地の間の乙津川の河口部にある港で、沖に向かって右側の2号埋立地には石油化学コンビナートがあります。




そして左側の3,4号埋立地には国内最大の製鉄所があります。




乙津泊地全体を眺めるとこんな感じです。この日は快晴無風の天気だったので海がとても穏やかでした。




ここはお家から車で数分もあれば行けるところですが、今回のお目当ては国内最大級の巨大クレーン船の見物です。クレーン船の周りでは2隻のタグボートが動き回ってクレーン船の補助を行っていました。先日別府で見た帆船・海王丸の接岸でも活躍していたタグボートですが、これら多くのタグボートは乙津泊地を母港にしているんですよね。




このクレーン船は乙津泊地で過去に何度か見たことがありますが、この時は製鉄所での重量物の吊り上げ作業を行っているようでした。左側に見える製鉄所の岩壁クレーン（ガントリークレーン）が巨大なのでクレーン船があまり大きく見えませんが、どちらとも超巨大でスターウォーズに出てくる巨大ロボットが向かい合っているような感じなんですよね（笑）




クレーンの腕に当たるブームには「深田サルベージ建設」と社名が書かれていました。この会社は沈没船の引き揚げなどでよく名前を聞く大阪に本社がある有名な会社ですね。




そして船体には「武蔵」と船名が書かれていました。深田サルベージが所有する巨大クレーン船には武蔵以外にも富士、駿河など何隻かありますが、武蔵は荷重3700トン吊り（1ブーム925トン☓4本）の国内で2番目の大きさのクレーン船だそうです。ホンダのフィットがおよそ１台／1トンなので、フィットを一度に3700台も吊り上げることができる能力があるんですね。




この時はしばらく待っても吊り上げ作業が始まらなかったので作業風景は見れませんでしたが、クレーン船の周りでは何隻もの船が行ったり来たりしていました。




小型船をよく見ると操船している人が見えましたが、クレーン船のブームの付け根辺りと大きさを比べると「武蔵」がいかに大きなクレーン船なのかがよく分かりますね。
クレーン船はクルーズ船などと違って入港予定はあまり公表しないので、滅多に見ることができませんが、この時は近所のコンビニに行った時に巨大なブームがビル越しに見えたので見物に行ってみました。



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