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道の駅「そのぎの荘」を出発したら、大村湾沿いを走る国道205号を佐世保市方面へ向かって北上しました。


しばらく国道205号を北上していると、東彼杵郡東彼杵町(ひがしそのぎちょう)から東彼杵郡川棚町(かわたなちょう)へと入りました。




そして道路沿いに「片島公園」と書かれた看板が見えてきたので、ここを左折して海岸へと向かいました。




道路が小さな漁港へ出て、その先で海に突き当たって行き止まりになったところには駐車場があったのでここに車を停めました。ここが国道沿いに看板の立っていた「片島公園」です。




駐車場の一角には片島公園の案内図もありました。ここは旧日本海軍の魚雷発射試験場があったところで、現在でもいくつかの建物などが残っているようでした。




駐車場の横には「観光交流施設」と案内板が立てられた建物があったので、何か展示物でもあるんだろうか?と建物内へ入ってみると、壁面に一枚の案内板があるだけのよく清掃されたきれいなトイレでした(笑)




ここにはこの様なパネルもありました。映画「祈り~幻に長崎を想う刻」は見たことがありませんが、ストーリーは原爆被害に遭った浦上天主堂のマリア像にまつわるヒューマンストーリーで、ここにある遺構が原爆投下直後の浦上天主堂としてロケ地に選ばれたそうです。




片島公園の案内図を改めて眺めてみると、様々な遺構がありましたが、浦上天主堂としてロケに使われたのは「 1⃣空気圧縮ポンプ室跡「と書かれた建物のようでした。




この建物が「空気圧縮ポンプ室跡」です。ここでは魚雷内の空気室に空気や酸素の充填を行っていたそうです。この画像を見るとレンガ造りの建物がしっかり残っているように見えますが、内部は空洞で屋根も落ちていて外壁だけが残っているんですよね。




空気圧縮ポンプ室跡の横にはプールのような冷却水槽跡がありました。空気などを高圧で充填する時には熱を発するので、ここで魚雷を冷やしていたのかもしれませんね?




空気圧縮ポンプ室跡の前は海で、沖に向かってⅬ字型をした防波堤らしきものがあって、先端部には魚雷発射場の建物?がありました。ここにはレールが敷かれていて先端部まで魚雷の運搬を行っていたそうです。そして先端部にある建物から魚雷を沖に向かって発射していたそうです。




近くまで行って眺めた魚雷発射場跡です。もっと近くまで行きたかったんですが、途中には立入禁止の表示があって近づけませんでした。周囲にはコンクリート片などがあったので崩落の危険があるんでしょうね。




立入禁止のバリケードの位置から振り返って眺めた景色です。レールはすでに撤去されていますが、交差するような2本のレールの痕跡は残っていて、1本は正面の空気圧縮ポンプ室跡へ、そしてもう1本は冷却水槽跡へと続いていたようです。






海岸沿いにはコンクリート舗装された遊歩道がさらに先へと続いていましたが、ここも立入禁止になっていてこの先にある遺構は見ることができませんでした。




片島公園は駐車場だは整備されていますが、遺構はほとんど整備されていないようで、空気圧縮ポンプ室跡の内部には巨木が繁っていて、周りにある遺構もコンクリート片が樹木の根で覆われていたりと、自然に戻りつつあるって感じだったので、早急に整備の必要があるように思えました。



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