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物産館・直売所「にじの耳納(みのう)の里」を出発したら、国道210号を走って大分県まで戻りました。


大分県へ入ったら国道210号から三隈川(筑後川)に架かる夜明大橋を渡って、対岸を走る国道386号へ出ると「夜明(よあけ)三差路」と書かれた交差点が見えてきます。




ここが「夜明三差路」です。右に見える道路は日田市街地方面へと続く国道386号で、ここを左折する道は福岡県飯塚市方面へと続く国道211号です。そして左に見えている高架はJR久大本線の鉄橋です。




この三差路には「石橋広場」という数台の車が停められる駐車場があるのでここに車を停めました。ここにはかつて「大肥橋(おおひばし)」という石橋があったそうで、駐車場の手前にモニュメントのように並べられている石は撤去された大肥橋の一部だそうです。




今回ここを訪れた目的はJR久大本線の「 夜明駅(よあけえき)」を見物するためです。夜明駅って素敵なネーミングの駅名なのでいつか訪れてみたいと思っていたところなんですよね。駐車場から夜明駅へは国道とその脇を通る狭い道のどちらからでも行けますが、国道には歩道が無いので左の狭い道を進みました。






ここがJR久大本線の夜明駅です。ここは無人駅でシンプルな造りの駅舎ですが、まだ真新しい感じのするきれいな駅舎でした。ここまで駐車場からは200mほどの距離でした。




駅舎の横にはこの様なモニュメントもありました。






これは「夜明の鐘」といって駅舎内にあった説明板によると、136年の歴史に幕を閉じて廃校となった「夜明小学校」で、90年間に亘って夜明地区を守り続けた鐘だそうで、鐘の吊るされている木材は樹齢100年の日田杉を使っているそうです。






そしてこちらのモニュメントは、平成24年に発生して大被害を出した九州北部豪雨で夜明地区の川から出てきた石を桜の形に加工して、災害復興を祈願しているものだそうです。




ホームへも出てみました。夜明駅の前後にあるJR久大本線の駅は「てるおか(光岡)」と「ちくごおおいし(筑後大石)」ですが、筑後大石駅があるのは福岡県うきは市なので、夜明駅は県境の駅になるんですよね。




この時はちょうど福岡方面から日田行きの普通列車がホームに入ってきました。




夜明駅はJR久大本線の他に福岡県北九州市小倉南区まで続く「日田彦山線」の始発、終着駅にもなっていましたが、九州北部豪雨で復旧困難な被害を受けてレールが撤去されて、今はバス代行運転(BRT)によって運行されているんですよね。




この画像は国道386号から眺めた夜明駅です。線路と駅舎は国道よりも数mほど高い位置にあって、画像の左端にはバス停も見えています。




ここがJR九州バスが運行するバス高速輸送システムの「BRTひこぼしライン」の夜明駅停留所です。夜明駅 ⇔ 日田駅の間はJR久大本線も運行していますが、BRTひこぼしラインも並行して運行しているそうです。



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